気持ちの良い速度。

自転車で走る時の、”速度”(スピード)の話です。 

スポーツ用自転車に乗っていれば、

「スピードが出せる」っていうのは、すごく魅力的な行為である。(と考える。)

もちろん、そうでない場合も多々あるが、

競技的要素と絶対的性能を持つ”マシン”を手に入れた以上、

「どのくらい出せるのかな?」ナドなど、

”速さ”というワードは、実に気になるところでもある・・・。

でも、速度を出せば周囲は見えなくなるし、事故に遭う可能性も多く(高く)なる。

また、他人から見れば、”暴走行為”とも思われ、決して良い目には映っていないのも事実。

高い速度も良いが、一般道では、紳士になって、走りたいものである。

 

話を戻して・・・気持ちの良い速度は、どのくらいなのか?

IMG_3611

店長の場合、このくらいが良い。

バリバリの純粋なロードレーサーに乗りながら、約20km/h。

「う~ん・・・良いね~」(^<^)

空気抵抗も感じないし、路面もスイスイ滑るように走れるし(感じるし)、

何より、景色も見えるし、歩いている人に挨拶も出来る。※(ここ大事!)

相手から(散歩をしている人達から)、声を掛けられる事が多くなるのも、この速度。

このスピードが20km/h付近というのが、相手にも心地良いモノだと思われる。

そして、自分もラクに走行できるのだから、愉快である。

IMG_3534

景色が見えるから、色々なモノが目に入る(映る)。

こんな、カラスのカップルに出会う事もある。

普段は、ゴミをあさり、「カ~カ~」とうるさいイメージをもつ、

憎たらしいヤツらなのだが、

湖畔で(水辺で)寄り添っている姿を見ると、なんとも微笑ましいものだ。

こんな発見に、心を奪われ、ついつい自分と重ねてしまうのだな~。(笑)

そんな、ポエムチックな気持ちになれるのも、速度が低い恩恵だ。

 

そんな訳で、

気持ちが良く、愉しい速度は、

「そこそこ低い方が良い」という事をお伝えしたいのです!

走る事に疲れた時、何かを思いつめた時、

あなたの速度で、走ってみませんか?

冷たい水で顔を洗った新鮮さと爽やかさに、出会えるはずです。

 

十人十色である事は、大前提ではあるが、

ゆっくり走る魅力もまた、正しい事だとお伝えしたい店長でした。