真剣に、「マウンテンバイクを、楽しみたい!」という方にお薦めの一台。
GIANT トランス・アドバンスド 27.5Ⅱ
140mmトラベル(ストローク)を持ち、
あらゆる路面を、的確に捉え、瞬発力が生かせるマウンテンバイクです。
特記したいのは、140mmというロングストローク、パーツの性能、ジオメトリーなど、
そのような”数字と文字上のスペック”だけはないという事・・・。
GIANT独自の”マエストロシステム” ※(マエストロ=指揮者)
そう、指揮者のように、自在に操ることが出来る(作れる)という事が凄く、
このトランスに与えられた”マエストロ・マジック”に酔いしれる事が出来るのである。
ジャイアントには、この”マエストロ・システム”を持つ機材が4車種ある。
グローリー(DH)/レイン(オールマウンテン)/トランス/アンセム(XC)
上記4種は、走り方(位置付け)の違いにより、
ストローク量が違う為、ペダルに掛かる負担や乗り心地などを変えているのだ。
DHバイクは、クッション性能を高く
XCバイクは、クッションというより、加速やグリップ力を考慮している。
この微妙な味付けが、なんとも言えない素晴らしいチューニングが成されていて、
まさに”マエストロ・マジック”という言葉がピッタリなのですね~。
このトランスⅡには、イスの高さが瞬時に変える事が出来る(上下出来る)機構がある。
上り坂では、イスを高くしてグイグイ登り、下り坂では下げて乗ることが出来る。
これは、トレイル(凸凹山道コース)上では、実に有難い装置だ!
前後共、”ロックショックス社”のサスペンションが付く。ベストマッチだ。
フレームは、前部がカーボン。後部はアルミ。
冒頭にも述べたが、「真剣にマウンテンバイクを楽しみたい」という人には、
本当にお薦めしたい・・・。
この”トランス”は登りにも、かなり優れたバイクなのです。
マウンテンバイクを愉しむ場合、山道で遊ぶことが大前提である。
体力や、乗車方法やテクニックが無い初心者にとって、
登り坂ほど、嫌なものは無い・・・。
このトランスは、自分の体重や、ペダルの踏み方を、”加速機”として指揮している。
つまり、坂道を、ラクに登る(上がる)事も、考えられているという訳だ。
凄いよね~。
もちろん、下り坂も楽しい~楽しい~。
店長程度のテクニック・ライダーには、140mmのストロークが、
まさにベストと言え、中間からの沈み込みは、空気が抜けたのか?と思えるホド、
ドラマチックに動く。
これは、高速ダウンヒル時において、抜群の安定を持つということである。
もちろん、スキー場のDHコースでは、ストローク量が少なく、物足りないが、
「安全なコントロール出来る速度」で走るならば、全く問題ないレベルだ。
少なくとも、今、私がダウンヒルバイクを作るならば、
このトランスをベースに軽量なマシンを仕上げてみたい。
「上りも良い!下りも良い!」・・・そんな良い処だけ取ったバイクなんて、
実に「嘘っぽく聞こえる」かもしれないが、
このトランスだけは、その固定観念を覆すだろう・・・。
沢山のバイクを販売しているけれど、
今も、このトランス以上の出来の良さ=賢さを持つ物を、私は知らない。
そのくらい凄い ザ・マシンなのです。
トランス・アドバンスドⅡ
コンポ:スラムGX
販売価格:350000円
torannsu