新年を迎えたら・・・、そうです。オーバーホールです!
回転部(フリーボディ内部)・・・↑ カラッカラに乾いてますね~
「・・・。」グリースは、どこへ行ってしまったのでしょう。
旧車のBB部分です。外からの見た目はいいけど・・・
分解すれば、「おお~・・・」
「おおお~・・・」
「おおおお~・・・」
でも「大丈夫 」>^_^<
深く考えなくていいし、どーってことないぞ。こんな事、ふつーです。
「機械(マシン)の事は、任せとけっ!知識と知恵で、解決させるぞ~!」
と、今日も熱くなる店長です・・・。 (^<^)
♪脳内BGM 燃える想い
https://www.youtube.com/watch?v=ANSneinUrjw
さて、(ここから本題です。ちょっと重いお話しです・・・)
オーバーホールという仕事は、完璧に整備し、仕上げる事でもあるが、
同時に、不具合を見つけ出している事でもある。(と思っています)
外部からの点検では判断出来ない事も、分解したからこそ判る場合が多い。
その際には、「どうすべきなのか?」を考える・・・。
不具合がある以上、修復したり、交換したり、
機械として完璧にするのが良いのだが、時により、ユーザー様との相談の上、
直さず、適当な対策のみで、元に戻す場合もある・・。
もちろん、
「直さなければ、オーバーホールをする意味は無い」のは承知の上だが、
様々な都合により、ここは触れずに「蓋(ふた)をする」しかない場合もあるのです・・・。
特に、サスペンションの修理は、ここにぶち当たるケースが多い。
部品供給がされない、旧型のモノを、完璧に仕上げるなど不可能なのです。
”何とか、カタチにする事”は可能だが、
”元通りの性能”にする事は、出来ません・・・。
「タカヤマの技術力が低いのでは?」・・・さあ…どうでしょうか?
修理をしたい、皆様のお気持ちは、良く解ります。
だからこそ、なんとかお手伝いをしておりますが、
どんどん複雑化し、さらにパーツも無く、情報も無いモノを触り続ける事は、
お互いに「マイナス」でしかなくなります。
その時には、上記のような事に「蓋(ふた)をする」事になります・・・。
修理なのか、買い替えを薦めるべきなのか、判断が出来ない時があります。
いや、「判断が出来ない・・・」というハッキリとした答えがある以上、
買い替えを薦めるのが、正しいのでしょう・・・。
”仕事を受けた責任”と言って、”大義名分”のもとにカッコイイ姿を装い、
その場やその時を誤魔化すことは簡単です。そのテクニックは私にもあります。
でも、私=タカヤマサイクルは、それはしませんし出来ません・・・。
こんな話をすれば、
「普段から、技術がどーのこーの言って、自慢をしているくせに何だ!?」と、
お叱りや、指摘する人もいるでしょうし、指さしでブーイングの渦になるでしょう。
結果的に、「やっぱり技術が低い」と言われ、そのレッテルを貼られる事、
つまりは、皆様の当店に対する、「マイナスイメージ」・・・。
私は、それが怖いです・・・。 でも、怖いからと、
その言葉から逃げ、自分(私自身)を守ろうとしてしまえば(思えば)、
適当な修理と、知ったかぶりで、作業(仕事)を終了させる事も出来ます。
でも、それをやったら、
傷つくのは、お客様であり、自分でもあります・・・。
守るものはそんな小さな事じゃない。
護るものは、その先と奥にあり、「真実であるべきだ」と答えを持っています。
昨今、”責任のたらいまわし”が目に付きます・・・。
メーカーが、どーのこーの・・・
設計が、どーのこーの・・・
作業者(社)が、どーのこーの・・・
「その責任を、全てあなたが受けて下さい!」・・・とまでは言いませんが、
”俺のところで、食い止めてやらぁ!”くらいの 度胸が欲しいですよね。
タカヤマサイクルに、それが完璧に出来るのか?は、判りませんが、
その努力をしたいと、いつも心に思っています。
「お客様には、良い商品を、良い作業内容を・・・」
馬鹿が100個付く、クソ真面目でツマラナイ私=店長ですが、
正直で、真実を売って(打って)行きたいと思います。
自転車のある愉快な空間を、皆様と共に作っていけたらと願っています。
これからもよろしくお願い致します。
タカヤマサイクル 店長:高山真