セミナーに参加して来ました・・・。
イタリアン・パーツメーカー”カンパニョーロ”のメカニックセミナー。
進化した、電子式変速システム EPS ”V3”
電池(バッテリー)がシートポスト内部に装着出来るようになった。
インターフェース(頭脳部)もデザインが変わり、充電もこの場所で可能になった。
EPS専用フレームで無くても、対応出来るようになった”柔軟性”に拍手を送りたい。
ステム部分に装着時は、スッキリとして良いだろう!(と思われる)
さらに、今期は、凄い事を発表した!
カンパニョーロ社の提供するコンピューターにより、
全面的にあなたの自転車を管理してくれるっ! という事だ。
※(”MY CAMPY・APP”=「マイキャンピー アップ」というアプリにて対応)
例えば、
「あなたの自転車は、(パーツは)そろそろオーバーホールの時期ですね!」とか、
「走行中の、全てのシフトチェンジを記録し、後に効率的な操作の提案と
ヒントが得られる」とか、
「変速の、オートマチック化やスピード調整も、自身で簡単に出来ちゃう」
などなど、(まだまだいっぱいあります。それに、まだまだ発展していきます・・・)
つまり、
カンパニョーロのオーナーが、ユーザーとして、
堂々と、特別な”おもてなしを受けられる”、という画期的な提案が、
この大きな進化である。
モニターは、お手持ちの携帯電話=”スマートフォン”を使用します。
普段から使いなれている(使いこなしている)方には、実に嬉しい、
新しいサイクルコンピューターという訳だな・・・。
油だらけのメカニック=店長(私)としてはこの、コンピューターによる提案には、
拒否反応が起きてしまうのだが、ひとことで言えば、
「そういう時代でしょ!」である。 ・・・うう悲しい(>_<)
(店長はスマートフォン使ってません。らくらくフォンなのです。)
カンパニョーロが新たに掲げた、ゴールとは、”ユーザーズ・ソリューション”
(ソリューションとは、使い手が、抱える問題・課題を解決したり、
要望・要求を満たすことができる製品やサービス、その組み合わせのことを言います)
ダイレクトマウント ブレーキこれは凄い!実に良く出来ている。
スタビライザー付きっていうのが、ベリーグッド! !(^^)!
ブレーキって本当に大事!ユーザー思いですね~。
さてさて、この進化(ソリューション)は、
どこを(誰の為に)目指したものだろうか・・・?
もちろん、ユーザー様の為だろう。
使い勝手の向上、性能アップ、所有する喜び・・・etc。
電子式でも、機械式でも同じ。
使い手の問題解決や要求に応えるスタイルは、正にソリューション。
電子式=デジタルならば、さらに可能性が拡がって”マイキャンピー・APP”にて、
自転車との対話も可能。どーですか!すごいよね。
ただし、
なんとなく、「販売店の手を離れ、すべて会社や機械と、やり取りが出来る」と
思わせがちな、この”マイキャンピー・APP”というアプリケーション。
顔に黒い油が付いた、自転車店主が、「あーだこーだ」とアナログで教えるよりも、
デジタルで、画面に”数時”で知らせてくれる方が良い、という事だろう・・・。
もちろん、走り以外の、メンテナンス時期も知らせてくれるのだから、
良いに決まっているのだが・・・。(どうなのだろうか?)
昨今のクルマには、そういうシステムが組み込まれているらしい。
また、一部の電化製品にも、そのようなものがある。(お知らせマーク)
便利で有難いけど、アナログ世代の私は、やはり気味が悪いのだな。(笑)
カンパニョーロの新製品は、間違いなく進化している。
ユーザーが、高揚する術を、機材に投入して来ている・・・。
”ソリューション” ユーザーの為にあるべき答え=目指すゴール。
大切なものが見えた、セミナーであったと思います。