先日、お伝えしました”革サドル”の話です。
手入れがされていない革サドル…
左右のバランスも崩れ…ビローンと広がってます…。
裏側から見ても、反り返っていて、ひどい・・・。
さて、これを、どのように修正するのか?というと。
裏面にたっぷり・たっぷり油を塗り、そのまま放置。(約1日)
少し柔らかくなったところで、表面を木槌で叩き、丸棒で擦って馴染ませます。
(↑、この写真ないです。ごめんなさい)
そして、ストラップ(トークリップに付ける紐)と、ロード用の細いチューブでグルグル巻いて、
カタチを修正するのです!
裏から見ると、こんな感じです。(ただチューブで巻いてあるだけですけど… )
ビニール袋に入れて、4日ほど、放置。気になるけど、開けずに熟成させます。
(熟成しないって!)
という事で、しばらくお待ちください。後半へ続くのだ。↓
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自転車散歩中に見てるんだけど、このクルマって知ってますか?”SUZUKI”って
あるけど、何だろう???どなたか知っていたら、教えて下さいな!
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後半
4日後です。
袋から取り出してみました・・・。(ドキドキ)
♪じゃーん! おおっ~なんだかいい感じになっているぞ~!
まあ、5日でここまで復活したのならば、良いではないでしょうか?(自画自賛)
でも、これで終わりじゃないんだよ・・・。
傷んだ表面を、紙やすりで均します。番手など気にしない、奇麗になれば良いのだ。
その後、表面に、革用クリームを塗って、またビニールを被せて、(2日放置します。)
もちろん、もう一度、ストラップとゴムを巻き付けておくことを忘れずに。
これで、風化した革サドルの修復は終了するのである。(^。^)y
今回ご紹介した事は、特に凄い技術という訳ではない。
これは、誰にでもできる修復方法なのだ。もちろん革の専門職人から見たら、
「なんて乱暴な…」とお叱りを受けるかもしれないが、
自転車のイスなんて、雨や埃、泥や汚れ、尻の汗が付くものである。
悪く言えば、”雑に使われる場所”である。
「ここをいちいち気にしていられるか!?」と私は思う。
いや、気にしてこその、革サドルだが、神経質になる必要は無いとだけ、お伝えしたい。
革サドル・・・なんだか難しそうな匂いをさせてはいるが、どーって事ないのだ。
もちろん、手入れはとても大事だから、購入するお店で、
その方法は聞いた方が良いだろう。
キズも、傷みも、味わいとして見えるのは、”革サドル”だけであるからね。
もしも、サドルの手入れや修正のやり方も教えてくれないような店であるならば、
購入は、やめた方が良い・か・も・ね!(^_^;)
味わいある、ブルックスの革サドル。販売中です。ぜひ、ご検討くださいませ。