趣味人としては、「性能、機能、存在感」があるものが好きで、欲しくなるのだ。
だが、それよりも、あるキーワード=言葉が先行する事がある。
カタチから入る私は、その単語に憧れる。
「イタリアン・ロード」
細いクロモリフレーム・メッキのラグ、細部にわたる飾りと工夫・・・
イタリアの国旗は、ステッカーでは無く、パイプに成形され、塗料を入れている。
ギュンと鋭く形成されたラグのデザインは、とにかく、美しい・・・。
ステムは、クィル(昔ながらの差し込むデザイン)しかも1インチだ。
こんな所にも、趣味の香りがします。これもペイントではなく、刻印&スミ入れです。
ホイールは、手組です。もちろん、イタリアン組み。
コンポーネントは、カンパニョーロ2×11Sで仕上げています。
ハンドル・ステム・シートピラー・バーテープ・サドル全て、イタリアンブランドです。
若い皆様には、この自転車の魅力がイマイチというか、
ぜんぜん解らないかもしれませんが、
品格と美しさ、そしてライダーを喜ばせる魅力を、伝えてくれる一台なのです。
正直なところ、昨今のカーボンバイクやアルミバイクの方が、軽いし、良く走る・・・。
剛性、重量、安定性、伝達能力・・・とにかく走りを比べたら、ガッカリするほどだ。
立ち漕ぎなんてしてみたら、BB部は左右にフラフラするし、
ハンドルはグニャグニャするし、トランポリンのような不安定感を覚える・・・。
しか~し、
それが良いのだ。そこが良いのだ。それが欲しいのだっ!
剛性?安定性?どーでもいいわ。と思うほど、それ以上に魅力的なのだ。
呼吸と、ぺダリングのリズムと、ふらつき感のバランスが楽しいのです。
自分を愉快にさせる為に、サイクリングを楽しむ為に、時間を有意義にするために、
イタリアンバイクに乗る事を、癒楽としましょう。
乗っている時が、幸せだと感じる一台です。
GIOS:コンパクトPRO
時代を越えた、本物のクロモリロードバイクです。
さて、
「イタリアン・ロード」 この言葉の定義は、様々な方面から言われているので、
何がそれで、何が正しいのか、良く解らない・・・。でもあえて、言うのならば、
”イタリアンロードは、イタリアのブランドであり、美しさを持つ事”である。
店長が学生時代は、ランドナー(旅用自転車)が愛車だったから、
使い勝手と壊れない事が、最も大事な要因だった。
だから、美しさなんて犠牲にしていた・・・というか、
そもそも、自転車に美しさを求めていなかったし、
そんな事に気が付かなかった、超ダサ坊だったからね。(^_^;)
その私が言うのは、説得力に大きく欠けるが、
やはり、イタリアンロードは、美しさを持つ事”である。
当店はピナレロ・ポイント(ショップ)です。 (知ってましたか?)
ピナレロには、クロモリバイクはありません。クラシックなロードバイクでもありません。
しかし、
美しさと、カッコ良さは、ダントツです!! 販売金額は、なかなか↑ですけどね。(^_^;)
まず、色気がある。間違いない! 性能も良い。左右非対称という機能も凄い。
さすが、王者ピナレロだ。うんうん。
ピナレロは高額商品の為、誰もが、ポンポンと買えるものではないが、
イタリアン・ブランドのバイクとしては、どーしてもお薦めしたいブランドです。
イタリア・・・なんともオシャレで、粋な匂いがしている。
カッコいい男たち。洒落た服装に、優雅な振る舞い・・・(勝手に妄想中)
スポーツカーに自転車を載せて・・・って、「どこまでカッコいいんだっ!」
今は、今の愛車を、自転車として、ロードバイクとして、バシバシ乗って下さい!
汗かいて、ペダルを蹴飛ばして、風を切り裂き、前に走って下さい!
走る姿を、カッコ良く・・・自分自身をどこまでもカッコ良くして、走って下さい。
「いつかはイタリアン・ロード」
少し、大人になった時、この美しさと機能のバランスに、酔いしれてみませんか?
いえいえ、イタリアンロードじゃなくても良いんです。
皆様が憧れているものに、自分を載せて(重ねて)みませんか
「いつかは○○○」 それが憧れで、エネルギーであり、情熱だ・・・。
皆さんの○○○、教えて下さい。