日本ブランドのBOMA(ボーマ)から、名機”アルマー”が再販されたぞっ!
アルマーと言えば、数年前、店長の愛車だったのだ・・・。
振動吸収性能、推進力、デザイン・・・実に素晴らしかったと記憶しています。
「良く出来たフレームっていうのは、こういうものか・・・」と惚れ込んでおりました。
そのアルマーが、リニューアルされて、復活して来たぞ!
その名は ”アルマーα”(アルファ)
シートピラーは、細みのものを採用し、積極的に”しならせよう”としているのが解る。
後ろへ引くと、(ハンドルと逆の方向へ力を加えると)
大げさに言えば、グニャ~グニャ~としなるようになっている。
これは、剛性を落とし、体に伝わる振動を強制的に排除するという仕組みだ。
このボーマ”アルマーα”は、
縦パイプ(シートチューブ)と、シートピラー両方がしなる感じにチューンされている。
数か月前に、私自身この試作車に乗った事があるが、
何とも言えない不思議な乗り心地だった事を記憶している・・・。
立ち漕ぎでガンガン踏みこめば、それなりにグイグイ付いてくるし、
シートに座って漕いでも、♪スイ~~スイ~~と気持ち良く巡行出来る・・・。
繰り返すが、スイスイ進むのでは無くて、♪スイ~~スイ~~なのだ。(ここ大事!)
これこそ、アルマーだぜ。
その時、振動吸収テストとして、道路に在る凹みにも、何度も何度も試してみたが、
ペダルを回しながら走った場合
①立ち漕ぎ時は、「ガンッ!」と感じるが、
②座り漕ぎ時は、「ドトンッ!」と、軽くやり過ごしてしまうほど柔らかい。
ペダルを止めて、惰性のまま走った場合
③立っている時は、「ガガンッ!」となる。
④座っている時は、「ガトンッ!」となる。
①ガンッ < ③ガガンッ < ④ガトンッ < ②ドトンッ
つまり、座って走った方が、この自転車の”振動吸収性能は高い”ということだ。
さらに、漕いで走った方が、力が分散されて、吸収性能が高く感じるという訳です。
もちろん、個人的好みや、解釈もあるので、上記の擬音表現で理解は出来ないだろうが、
その時、この”アルマーのコンセプトと、その”存在位置”は、しっかりと見る事が出来た。
BB部は、スタンダードな”ネジ切りタイプ”を採用。
私個人的には、今流行のBB30とか、プレスフィット等の圧入タイプの
メリットが解らないし、好きではないので、
このネジタイプを、新型機種で採用して来た”アルマーα”には大きな拍手を贈りたい。
内部は、きれいな空洞になっている(当然と言えば当然だ・・・)
DI2のケーブルやジャンクションも、そのままス~っと入るのは嬉しい!
さらに特記したい所は、ケーブルガイドが付いていないという事・・・。
※(内装ワイヤー式のため、穴にワイヤーを通すと、そのまま出て来るもの)
メーカーが、親切心から、内部に変速ワイヤーを通しやすく(作業し易く)するための
トンネル(ガイド)を付けていたが、このアルマーには、それが無い!
「はっ?無い事が良いのか?不便じゃんっ!?」と思う人は多いかもしれないが、
実は、トラブルや不具合の要因にもなっている事も、時々あるのだ・・・。
(詳しい説明は、省きます)
組み立てや、メンテナンスをする時は、大変だが、自転車としてはこれが正解!
完成度が高いマシンが出来上がるのなら、その方が良いに決まっている。
もちろん、メカニックは「ううう・・・。」(^_^;) だが、
ライダーは「OH~!最高!。」\(^o^)/ それで良いのだ。
剛性とバネ感を高い次元でもつ”アルマーα”
純粋なロードレーサーとして、競技に使うのも良いだろうし、
”自分の相棒”として、長距離サイクリングを楽しむ為に使うのも良いだろう。
いかがだろうか?
BOMA アルマーα(アルファ)
重量:1680g(フレーム&フォーク)
カラー:2色 マットブラック&ネオンイエロー/マットブラック&ネオンレッド
販売価格:180000円(税抜き)
※カタログ差し上げます。ご来店下さい。
完成車参考価格:シマノ・105仕様 265000円
:シマノ・アルテグラ 330000円
:シマノ・TIAGRA 235000円