皆さまからのご依頼が多く、様々な修理をさせていただいております。
① BB内部の”ネジ山修正” (20年前のフレーム)
② フォーク玉押し部 摩耗による変形・音鳴り・その他修正
③ サスペンションの修理 オーバーホール (旧型タイプ)
皆様のご希望とお悩みは、出来る限り解決して上げたいと思います。
小さな事でも構いません。どうぞ、ご相談下さいませ。
さて、(ここからが本題です・・・)
「タカヤマサイクルさんを、私達は販売店としては見ていません。」
「ぶっちゃけ・・・ただの、修理屋 ですよっ!」
これは、ある有名なブランド(メーカー)の営業さんに言われた事です。
詳しく聞くと、
他店購入の自転車やパーツ修理まで手を出して、日々ただ忙しくしているだけ・・・
作業場に居る時間より、展示スペースに居る時間を多くし、
もっと接客に力を入れるべきだ・・・という事らしい。
購買目的で来店されたお客様が、
作業場で忙しそうに修理をしている店員に、気楽に声をかけられる訳が無いし
そもそも、そんな汚い服装で接客してもらって嬉しい訳が無い。
『確かに・・・正論だよなあ~フムフム・・・』 (-_-;) ←私(店長)
さらに・・・
複雑な修理が出来るとか、早い事なんて、世間的には何の魅力もありません!
修理なんて、バカらしいですよっ!
壊れたら買い替えてもらえば良いだけで、何時間もかけるなんて自己満足です。
お客は、誰も喜んでいないんですよ。
そこに気が付き、方向を改めれば、商売繁盛になるんです・・・
大きなお店は、みんな勉強しているんです。
いや、本当に、そうですよ。
店長さんも少しは勉強したらどうですか!? あはは(笑)
『・・・・・・。』(-“-) ←私(店長)
今回ご指摘いただいた人は、有名なブランドの営業さんですから、きっと
沢山のお勉強をして、
沢山のマーケティングリサーチをして、
沢山の経験を踏まえて、
当店に特別なアドバイスをして来たのでしょう・・・
私は怒りもなく、意見も返さず、ただ、素直に聞かせていただきました。
実はこの話、以前にも似たような事をある人に指摘されたのだ。
”修理”という仕事は、どのくらいのウエイトでする事が良いのか?
ず~っと考えているが、未だに、答えが出ない。
自分が販売した物のアフターサービス(修理)をする事は、
販売店として責務であるし、正しいのは良く解る。
逆に修理を受け付けない、投げ出す事は、もっとも醜い対応である。
しかし、「無駄な時間を使わず、販売に集中出来るから」という理由で、
修理=”人との繋がりを、拒否する”のは、いかがだろうか・・・?
お客様との接点は、”店”である。人である。
決して、製造・販売メーカーでは無い。
昨今、「すぐにメーカーが出てきて問題解決・・・」という仕組みが見えているが、
そんなことは、希少な例だ・・・。
何か問題があれば、すぐにメーカーに振ってしまう購入者も居るし、
販売店も多いと聞く。それではダメだ。
また、トラブルを投げ出すような”厭な匂い”のする店や会社から、
購入したって、最悪な結果になる事もある・・・。
そもそも
アフターサービスを”適当に考えて”いたり、”全く無い”所から購入する事の
メリットが解らない。何かあったら、どうするのだろう?
だからこそ、「購入店を選ぶ事が大切である」・・・という事になるわけだ。
”直せないから、買い替えを薦める”のと、
”直すつもりが無いから、買い変えを進める”のでは、
全く意味が違う・・・。
私=タカヤマサイクルは、
”修理も自転車屋の仕事”として考えています。
世間が言っているらしい?「販売店では無い」というワードなど、どーでも良い。
もちろん、
奇麗で、接客とサービス(作業)が区別されている店の良さも、知っている。
いや、その方が良いに決まっているし、目指せるならそうなりたいものではあるが、
私は、「困っている方々を助ける事」にもウエイトを置きたいと考えています。
この度の”有名ブランドの営業さん”が伝えくれた事は有難かったと思います。
大変参考になりました。良い事は、素直に吸収したいと思います。
”ただの修理屋”・・・嬉しいねえ~!(^_-)-☆
もっと腕に磨きをかけようっと!
「や・る・ぜっ!」
皆様のご依頼、お待ちしております。
”愛の自転車伝道師” タカヤマサイクル店長:高山真