メーカー出荷時点では・・・というか、
”そういうもの”が、普通に付いているのだ。
子供用のマウンテンバイクです。
20インチで、保育園~小学生の低学年が乗る自転車。
だが、ハンドル幅が”約52センチ”もある・・・。
肩幅の狭い子供に、この長さはどうなのだろうか??
だ・か・ら 切ってしまうのだ。(^。^)y-
左右共に、約3センチ切り取る。
うん。良い感じになったじゃないかっ!(一番上の写真と比べて下さい)
ブレーキのバネも、調整します。(「???」何を言っているかというと、)
子供の握力には強過ぎる為、弱く(柔らかく)しなければならないという訳だ。
メーカー出荷時点では、強過ぎて使えるものじゃない。
写真の針金のような物がバネなのだが、これを修正するだけで、ぐんと良くなる!
たった、それだけだが、それをやるかやらないかで、性能が変わるのだ。
さらに、ブレーキレバーの開き具合も調整~それから、あれして、これして~、
「うん良いじゃん!」 「国産トップブランド」のクオリティになったぞ。
別の自転車も、また別の自転車も~、当然カットするのだ。
乗り易い自転車っていうのは、こうやって、お店で作られているのですよ。
私達専門店は、このような事を普通にやっています。
一台一台・・・全てに手を加えて、乗り易い自転車を販売していますので、
長く、安心してお乗りになっていただけると自負しております。(^J^)
しかし、同じブランドや同じ商品でも、
スーパー、ホームセンター等の量販店様でも販売されているのが現実です。
しかも、かなり安く販売されていますから、皆様(お客様)から見たら、
私達のような専門店にて購入する事は、バカらしく思えるかもしれません。
価値や意味の追求なんて、どうでも良いかもしれません・・・。
でも、同じように見えても、全く違うものだという事を、知っておいて下さい。
さて、
今の国産トップブランドのクオリティは、誰が作ったのか・・・?
それは
きちんと組み立て、きちんと販売し、きちんとアフターサービスをして来た、
皆様の街(町)に在る”自転車屋さん”だったんです。
「田舎の、あの、おじさんの店ですよ・・・」
現在、様々な理由から”町の自転車屋さん”は衰退してしまったが
黙って、不具合を直し、皆様に提供してきた「職人気質を持つ商人」が、
ブランド(メーカー)を、支えていたんです。
TOPブランドの地位っていうのは、
そんな地味な事を、大切にして来たからこそ作られた”偶然”なんだと思います。
自転車に限らず、全ての商品に言えることですね。
私(店長)も、その”おじさんの店”を目指します。
”手間をかけずに販売する方法”が脚光を浴びているけれど、
手抜きであってはいけません。
その自転車の持つ最大の能力を引き出す!それがタカヤマチューンなのだ。
皆様の自転車が、乗り易いものでありますように、願っております・・・。
そんな気持ちで、今日もバリバリお仕事です!
超名車!クライン・アティチュード。(オーバーホール中です)
名車ならば、それ以上の熱い気持ちとクオリティ(技術)で臨みますっ!
BB部のベアリング交換です・・・。直接圧入する式のものです。
店長個人的には、当時からこのシステムに疑問を感じつつ、今もメリットが解らない。
しかし、「これがクラインのクラインらしい所」だけに、慎重になるのだ・・・。
テクニックを駆使して、新しいベアリングをインスト~ル! うん、大成功!
30年以上前のランドナー(富士号)のレストアも進行中~!
(正直・・・時間がかかり過ぎですけど・・・)
店長の性格上、”とにかく一生懸命”やらせていただいております。
自転車の組み立ても、パンク一つでも、複雑な修理でも、全力投球で作業しています。
「うおりゃあ~!やるぜ!」 ♪脳内BGM ”純情物語” by近藤真彦 マッチ
これからも、タカヤマサイクルを、どうぞよろしくお願い致します。