NEWアルテグラDI2=電子制御ギヤチェンジシステムの試乗車あります。
GIANTブランドの”プロぺル”に装着し、皆様のご試乗を、お持ちしております。
でもまあ、外は雪・・・ツルツルですから、
店内の試乗トレーナーにて、体感して下さいませ。
さて、
今回は、店長の普段思っている事を語ります・・・。
自転車、特にロードレーサーとは、クルマで言えば”スポーツカー”であり、
さらにその上を目指した時点、で”スーパーカー”の位置になるだろう・・・(自論)
スポーツカーの定義は・・・と問えば、様々な事が考えられるし、
その答えは星の数ほどある。
デザインは・・・流線形の鋭角なものもあれば、普通のクルマと同じものもある。
ある人は、”競技の車両”として考えるし、ある人は”カッコ良さ”を求める人もいる。
走る事が好きで、足回りを固めたマシンで峠を責める人もいるし、
エンジンをチューンナップして、性能アップを図る人もいる。
アクセルペダルを底まで踏み込んでこそ!という人もいるし、
大馬力で、余裕の走りを好む人もいる。
所有する事で、生活感から脱した自身を追い求めている人も居るし、
ガールハント(ナンパ)目的な人もいるだろう。
それが、趣味性の高い”スーパーカー”ともなると、言葉では表現出来ない領域になる。
”印象と存在感”が極めて大きく、なんとも言えないエキゾチックな香りがするのだ・・・。
そこには、数字や文字では表せない、特級のドキドキ感が何時でもある。
色褪せない、独自のフォルムは、お金持ちじゃなくても、憧れるものなのだ・・・。
大きさ、プレゼンス(存在感)、ハイパワーで高カロリー、色気(機材的魅力)には
とても夢中になってしまいます。
助手席には”二キータ”(オシャレな女性雑誌の名前。それを読んでいる粋な彼女)を乗せ、
逃避行や幻想を楽しむのだな・・・。
~~~ 話を自転車にもどして・・・ ~~~
「自転車は、スポーツカーである」ということ。
スポーツカーの定義に、楽しませる(愉しませる)は外せない!
上記でも話したが、アクセルを底まで踏み付けたい気持ちは大事である。
その持つ性能を出し切りたい”肉食系の男子”としてはハイパワー車だろうが
足回りがグラつこうが、限界を試して(験して)みたいものだ。
いや、限界で無くても、今より別の世界で走ってみたい、別の景色を見たい。
走る事で、自分を酔わせるものがあるならば、それはスポーツと言ってもいい・・。
自転車に乗って、ペダルを踏みつけて、別の世界へ飛んでいく・・・
汗をかいて、息を荒げて、体力を使って、我武者羅になって・・・
速度、空間、景色、気持ち、の変化があれば、それこそが”リアルスポーツ”なのだ。
中には謙虚に、「・・・なんだか楽しいかもしれない・・・」と人も居るだろう・・・。
オッケー!そんなあなたも、自転車スポーツを楽しめる人だ。
「ようこそ!自転車趣味の世界へ」
自転車なんて、なんだって良い。
アルミだろうが、カーボンだろうが、SORAだろうがDURAだろうが
低価格車だろうが高価格だろうが、どーでもいいの。
”スポーツ走行”が出来る自転車の魅力は、とてつもなく大きいのです。うん。
そこを・・・、その大事な事柄を理解した上で、
さらにその次の世界(桃源郷)が待っているのだ。
趣味の領域に入ってくると、”スーパーカー”が欲しくなる。
自転車の世界ではスーパーバイクと言います。
※(スーパーカーと同位置として、店長が勝手に命名)
無理をしても買いたくなる、趣味性の高い乗り物がそれである。
各社の”TOPグレード”に位置するものであったり、心に響くものだったり、
好みのフレームや部品を合わせたら、100万円を超える事も珍しくない。
もちろん、それを購入できる人は限られた一部かもしれないが
憧れたり、夢を見たり、紙面上で理想バイクを作ってみたりは自由である。
「いつかは欲しいなぁ~買いたいなぁ~」と思えたら、
どっぷりハマってしまった証拠です。(価値を見出したという事だ)
ここで、間違ってはいけないのが、
スーパーバイクは”競技車両”では無いという事。
もちろんロードレーサーは、純粋な競技用である事は知っているし
それを前提に作られている・・・
しかし、「レーサーはレースをしてこそ!」という捉え方は、私には無い。
少なくとも、私(店長)は、競技にはぜんぜん興味がない・・・。
個人的には、世界の競技にも使えるTOPグレードを所有しているが、
”自身を、気持ち良くするため”だけに買っているのであって、
それは、軽く、ラクに走れるようにしたい為の手段だけであり
速度的な事とか誰よりも早く走りたい・・・とは思っていない。
レース志向の他ショップや人達から見たら、「バカか!」と叱られるかもしれないが、
ぜんぜん構いません。
スーパーバイクの魅力は深いです。
眺めて、磨いて、走っている姿を想像して・・・
意味もなく、改造してみたりして、・・・その結果
固くて、乗り心地が悪くて、体に優しくない自転車になってしまっても、
笑えちゃいます。
その過程にまた、深い魅力を感じます。
昨今、「走る事=競技への参加」という風潮があるが
それだけではないという事を、大声で言いたい。
もちろん、イベント参加を否定するわけではないし、それはそれで応援したいが
もっともっと、のびのびと、自転車のある生活を楽しんでも良いのではないだろうか。
幅の広い優雅なサイクリングを、楽しんでいきましょう~。
皆様の、自転車のある生活を応援致します。
”愛の自転車伝道師 タカヤマサイクル店長:高山真”
外は雪・・・長い文章を書いてしまった・・・・(-_-;)