数日前だが、”信濃毎日新聞”に「諏訪地方・銀輪輝く街へ」と題して、
何日にも分けて、特集が組まれていましたね。みなさん読まれましたか??
”スワクル・プロジェクト”(スワサイクル研究計画)の内容は、「ふむふむ・・」と
素直にうなずける事も多く、共鳴する特集であったと思います・・・。
「自転車の街にするのだ!」という強い意志を持った人たちや、
ここで開発&制作した”長野県産カラマツを用いた木製フレーム自転車”は
注目したい、一品であり、応援したいプロジェクトだと思う。
地元の住民が、自転車に乗って行動する事は、有意義であるし、
趣味として、健康としても実に素晴らしい事だと、心から思います。
諏訪周辺を、自転車で走るということは、(諏訪湖を一周するだけでなく、)
裏地の小さなショップや喫茶店に行く(知る)機会も増えるし、
町並みの発見や、自分だけの素晴らしい景観を知る事が出来るのですね。
自転車という、気楽で小回りが利く乗り物だけに許される、”優越”だ。
また、観光としても、大きく貢献されるのは、言うまでもない。
車でビューんと移動するだけでは得られない、(見えない)モノがあるだろう。
ゆっくりと走るから見える、素晴らしい景色と匂いがあるのだから。
それと同時に、滞在時間が自然に長くなるので、飲食や買い物をする事も増える。
若干ではあるが、経済効果も図れるのではないかな?
そして、なにより
その土地で、時間をたっぷり、贅沢に使えるという事でもある。
つまり、「観光地でのステキな過ごし方」という最近流行の”新型レジャー”に
バッチリ当っているという事であるのだ。
これは「何を言っているのか?」というと、
遊園地などのテーマパークでは、遊具やアトラクションが用意され、
自動的に”遊んでくれる”システムだが、それに飽きてきた人も多いのも事実。
だから、各地に出向き、情緒を楽しむ人が増えたのだが・・・、
実際、ドライブ(小旅行)に出かけるが、「其処で何をしようか?」と
考える人が多い(多かった)らしい。
※(高速道路代金1000円結果 と私は言っている)
だから、自転車は、”観光地全体の活性化”になる事は、一つの答えだと思うのだ。
時間をたっぷり使って、その地を巡る事は、
別の意味で、素晴らしいアトラクションなのでね。
(・・・こんな事は、全国の誰でも考えていることであるのだが・・・)
さて、ここからが本題(まいど毎度、前置き長過ぎ・・・)
自転車が走りやすい環境(インフラ=社会基盤)が整っているのか?と言えば、
そうでもないというか、「ぜんぜんダメじゃんっ!」みたいな処が大きい。
自転車を取り巻く環境は、全国的には決して良くない事は、改めて言うまでもなく
誰もが感じているだろう・・・。
「早く、自転車専用道路を!」なんて言いたくなる気持ちは良く解る。
声に出す事や、各種団体に働きかける事は、素晴らしい行動だと思う。
自転車という、市民権を、文化を、作るんだ!おおお~~~!
「早く安全な道を、作ってくれ~!」
けれど、
それは、どう考えても、不可能であろう・・・。いや、不可能ではないが、
明日、明後日にできるものではない。だったら、
どうすれば良いのだ?
結論:「私達が対応すれば良い」だけの事である・・・。
道が荒れて悪いのならば、タイヤが細い自転車には乗らず、
タイヤが太くて、クッション性能が良い自転車に乗ればいい。
車道が怖いのならば、怖く無い道を選べばいい。
坂道が多いなら、電気仕掛けの自転車とか、多段ギヤの物に乗ればいい。
無茶苦茶な言い分というか、取って付けた感じに聞こえるだろうが、
それだけと言えば、それだけの事だと思うんです・・・。
だって、寒い時には、厚い衣類を着用するし、
雨が降れば、傘もさしますし、レインシューズ(長靴)も履きます。
どんな事でも同じ事が言えるのだが、
”夢と現実” ”希望と実状” これを考えると、
それなりの回答が出て来ると思います。
皆様は、どう思われますか?
誰かの責任にする事は簡単です・・・。
悪口を言って、自分を正当化する事も簡単です・・・。
でも、与えられた空間と時間の中で、いかに、どうするのか?
自分が、対応出来れば、どんな環境下でも楽しめると思うんです。
いかがでしょうか?