新型のピナレロ(ロード)が入荷しました~。
”X3” 105”DI2”仕様。販売価格:700.700円
T600カーボンを採用。マットブラックが凄みを感じさせます👍。
DOGMA譲りの、ピナレロらしい、流線形のグラマラスなデザインが、魅力です。
ホイールは、フルクラム・Racing 800
高性能なオイルディスクブレーキ。
ケーブル類は、フル内装で、実にビューティーな仕上げだっ!
シートピラーの固定は、この穴から、トルクスレンチにて固定させます。
少しですが、進化しておりますね~。(*^^)v
今期より、ホイールアップグレードプログラム(WUP)が復活!
高級なピナレロを購入するなら、ノーマルホイールじゃツマラナイ~。
だから、新車購入時に、お好きなホイールへお得にアップグレード出来るという、素晴らしい仕組みがこのWUPだ👍
WUP。詳しくは、ピナレロ公式HPでっ!
https://www.riogrande.co.jp/pinarello_opera/pinarello2022-2023/wup.php
さて、
今期より、ピナレロのラインナップは大きく分けて2種類に分類されています。
①「レースの世界で勝利を目指すコンペティションバイク」:Fシリーズ
②「快適性能を持たせたエンデュランスバイク」:Xシリーズ
今回入荷したモデルは、上記②のエンデュランスマシン”X”。
「ちょっと解説・・・」
往来のピナレロは、どんな時でも「レースの勝利」を目指した本物のコンペティションマシンを作って来ました。これは皆さまもご存じだと思われます。
しかし、レーシングの世界だけではなく、もっと愉快な自転車を作ろう~と考え、生み出されたのが、このX。
しかし、王者ピナレロ社は、「安易に作り売り出す」のではなく、
「レーシングパフォーマンスと快適性を完璧に融合させる」という課題を見事に克服し、最上級のラグジュアリーなバイクを、完成させました。
レーシングピナレロには無かった、新しい考え方を与えられたマシンという訳です。(Xは今後シリーズ展開される予定です)
※Xについて詳しくは、ホームページをご覧ください。
https://www.riogrande.co.jp/topics/new/30000010972/
まあ、このようなモデルはピナレロ社に限らず、他社にも沢山あるし、
「レーサーに快適性をプラス!?」な~んてさ?…何だか取って付けたような、隙間商品のように聞こえるし、見えるし…。((+_+)) 実際はどうなの??
そもそも、「PINARELLOに、その自転車が要るのか!?」
と皆さん思われているのではないでしょうか?(私は疑いました…)
近年の、自転車に対する考え方とニーズは「どこまでも快適で、いつまでも楽しく、そして心が満たされる…」が謳われております。
実際に、自転車を乗っている多くの人は、決してレースや大会に出場している訳ではありません。
身体を鍛えて、コンペティションの世界を生きる、特級のライダーも素晴らしいですし、憧れますが
休日のサイクリングを愉快に楽しむ人の方が、圧倒的に多いのが事実です。
店長もその一人で、高級なレーシングバイクを駆い、自身に酔いしれるサイクリングをしております…。
イヤらしい話ではありますが、「ある程度の金額の自転車を買う事」で、高性能・高機能であり、また心も満たされるのは、正直に言えば・・・ありますね。(*’▽’)
特にピナレロを所有するということ自体、満足度は異次元に高いので、気分は良いはずです。
しかし「真に快適なのか?」と問われると、若干無理をしている所もあるのかもしれません…。
また、年齢が上がれば、何かと出来ない事も増えて来ますし、可能であれば、そこを補う機材が欲しくなります…。
しかし、心の中では、
「ロードレーサーを快適に乗るなんて、それ自体が変。我慢や無理をして乗ってこそ、レーサーだっ!」と、頑固な考え方も、捨てられずに居るのも本音です。
そう!このツッパリ感こそ、あぶなっかしい所こそ、レーサーの魅力であり、憧れる要素だと、私は思っています…。
そんな事で、行ったり来たりの意見が交差しあうのでありますが、
ここに、あえて挑戦してきたのが、このピナレロの”X”です。
ラグジュアリーでも、”PINARELLO”です。
店長個人的には、Xのコンセプトである「完璧な融合」を、とても大歓迎しております。
恥ずかしながら、筋肉と体重がガタ落ちした私としては、剛性の高すぎるフレームや、ライディング時に路面を拾う「ガツガツ感」は、辛くなって来ました。
”X”の持つ、「人への優しさ」という性能は、喉から手が出るほど欲しいです。
太いタイヤに対応する拡張性や、ハンドル位置が若干高めの設計も、大変嬉しいです。
レーシングバイク=ピナレロが好きですが、
新しいコンセプトのニューピナレロに、私は大きな期待をしております。
以前もお話したことがありますが、
最も大切なものは”可能性”だと思います。
レーシングだけじゃない。
ツーリングだけじゃない・・・。
気楽な、ポタリングだけでもない。
あらゆることを、欲張ってみる+それに対応出来る高次元の性能。
次世代のロードレーサーが目指しているところは”可能性”なのです。
「刃物を素手で触るような危険な魅力」を味わうと同時に、
あらゆる場面で
惚れて、高揚して、自分を楽しませることに、夢中になっていただきたいのです。
レーシングスタイルで、ピナレロを駆立てるのも、
Tシャツ&ジーンズ、スニーカーでふらっと走ることも、
時には、バシッっと決めた、おしゃれなスーツで、ピナレロに乗ることも、良いですね。
どんな時でも、間抜けな感じがしないのは、本物だからでしょう…
凛としたマシン、ザ・ピナレロ。
金額が少々高価である為、「ポンポン買える」と言う訳では無いですが、
購入できるならば、ぜひとも所有し、本物を駆って、味わっていただきたいです。
「いつかはピナレロ…」これが目標となり、またその日を夢見て下さい。
タカヤマサイクルは、その時の皆様を、心からお迎えいたします。