「○○○の魅力・・・」 魅力とは、個人的に感じたり、思う事なので、
「こうなのだあ~!」という定義は無い。・・・無いが、あえて言いたくなるのが
この「ヒルクライム(登り坂)の魅力」なのだと思う。
カッコつけて、文章を作るのならば、”重力との格闘”だとか、”自己への挑戦”、
”坂道との対話”、”その先へのロマン”とか、どれも「聞こえが良い一言」が多くなるものだ。
私(店長)は、「達成感」と「その景色」という今2つに絞られる・・・。
登りきったという事実。これを誰かに自慢する事は無く、ただの己だけの満足。
そして、その景色は、実際に目に映る下界や景観であったり、
心の目で見える風景としては、緑がより眩しく見えたり、空の青が透き通って、
風も爽やかに感じたり・・・。
(ちょっとメルヘンが入っちゃうかな。いつもの事だけどさ)
ところで、最近はヒルクライム(登り坂)のイベントが増えていますね。
ぜひ一度参加してみる事をお奨めします。(低速だから安全だしね) ここで、
これを、”競争=レース”と考えるか、”走行会=サイクリング”と考えるのか、
あなたはどちらでしょうか? もちろん、どちらでも良いんですよね。
みんなで和気あいあいと、「あの坂道登ったよね~」と、思い出作りの為だけに
参加する事も良いでしょうし、逆に、「自己新記録を叩き出してやるぜ」と
目を尖がらせても良いでしょう。
イベントには「友人や仲間と一緒に参加する」こういう人が多いと思います。
その為に、お互いに競争心を高めあい、練習したり、参加したりします。
し・か・し、この自転車というスポーツは、個人の体力により、
スピードが全く違うのです。特に登り坂はハッキリと出るので、
友人や仲間から大幅に遅れたりして、結果、迷惑をかけたりする事もあります。
(いやいや、迷惑とは思う人はいないでしょうけれどね。みんな仲間だからさ)
そんな時、気持ちがドーンと下がってしまい、
「俺って・・・」となるかもしれません。
・・・・・「気にするなあ~~!」
気にする事はありません。気にするようなら、参加しない方が良いです!
「人と比べる事」なんて、草レースのヒルクライムイベントには必要ない!!
そういう事は、TOPのスーパー選手だけに任せて置けば良いのです。
「好きな自転車で、峠を登る事」 これだけで凄いし、偉いんです!!
そりゃあ、少しでも早い方が良いに決まってはいますが、自分と対話し、
戦えば良いのですよ。スタートからゴールまで
「ひーひー」言って走れば良いのです。
大会主催者だって、皆さんの笑顔と頑張る姿を応援しているはずです。
自転車は、孤高なスポーツだ!一人の世界を楽しむスポーツだ。だから、
ゴールを目指していれば、遅かろうが早かろうが、到着するものですよ。
先に行った仲間と、ゴール地点で「走りきった事」を喜び合いましょう!
「やっ、やったぜ~!」
大会主催者が道路を奇麗にしてくれた事に感謝し、じっくり走る。
コース・マーシャルさん達に「こんにちは!」と言えるくらいで良いじゃん。
高山(店長)はこういうスタイルが好きだし、ずっと続けている。
イベントは参加する者と、それを支える者がいる・・・。
迷惑を掛けなければ、遅くても、それで良いのだ・・・。
ぜひ、イベントそのものを、楽しんで下さいね。
当店に出来る事は、積極的にお手伝いさせていただきます。
”愛の自転車伝道師” タカヤマサイクル 店長:高山真