クロス・フレーム

営業時間が~20時までとなりました。(夏時間)

どうぞ、ゆっくりとご来店くださいませ。

 

さて、今日紹介するのはこちら、

NESTOのシクロクロスフレームの紹介です。

T700カーボンを使用した、ハイスペックなシクロクロスフレーム

CLAUS PRO  販売価格は、なんと122.100円

完成イメージ。カッコイイですね~!

JCXシリーズ現役C1ライダーが、実戦にて使用しております。

700×32Cタイヤ装着時、このクリアランスですから、泥詰まりは無いですね。

バッグもこんな感じに広いです!

特記すべきは、BBドロップ値53mm。他メーカーのシクロクロス車では、60mm以上が多い事を考えると、この数字の極端な事が判る

(ちょこっと解説すると…)、この数字が小さいほど、ペダルの位置が高くなる。その為、地面とペダルの接触が避けられるというメリットがありキャンバー走行(斜めの場所)や、コーナーで自転車を倒し込んでも、常にペダルを回し続けられるという、とても良い事(武器)になるのです。

MTBもそうであるように、オフロードを安定して走らせる為には、コーナー途中であろうが、ペダルを漕いで後輪を回している事(トラクションを与える)が大切で、特に路面がドロドロの時は有効なテクニックとなるのですよ。その為の数字が53mmという訳。(^_-)-☆

反面、ペダル位置が高くなれば、重心が上がる為、安定性と足つき性は欠けてしまう。…何でもそうだが、一長一短はあるものだ。そこはライダーのスキルでカバーすれば良いし、止まらないレース=シクロクロスには、無用な性能という事だね。(^_-)-☆まあ~足つき性に関しては慣れればど~ってことは無いし、MTBなんてもっと極端に悪いのだから、特に気にする必要もないと思うけどね。

重ねて言うが、「シクロクロス・レースで勝つ」というタスクを課されたCLAUS PRO には、乗り易さとか安心感は、必用ないのである。

どうですか、こんな尖がったマシンがあるんです。ここまで明確で、ハッキリしている性能を理解すると、なんとも潔くスッキリとし、挑戦者の心には、真っ直ぐ響いて来るというものです。

軽量化に拘り、BBは圧入式(プレスフィット)BB86

シフトケーブルもブレーキホースも全て内装化されている…。

改めまして、※シクロクロスとは、そのカテゴリー名を言い、JCF競技規則に則った「シクロクロスバイク」で出走することが、義務づけられております。

レースの内容も、オフロードのコースをただ走るだけでなく、作られた障害物を越えるために、担いだり、またすぐに飛び乗って走り出したりと、セクションに敏速に対応できるような事が、シクロクロスの機材には必要になって来る訳です。(これ以上は省略します)

という事で、この”CRAUS・PRO”は凄いものだとお判りいただいた上で、

タカヤマサイクルらしく、ご提案すると・・・、

ジャーン♬

「超軽量なツーリング自転車を作ってみたら、いかがでしょうか~!」

このCRAUSには、フォークの後方には、ネジ山が設けてあり、ドロヨケなどを取り付ける事ができるのだ。

後エンド部にも、同じく設けられております。

フレームの内側(シートステーとチェーンステーの元)にもある。

純粋なレース用ではあるが、このような親切設計もされており有難いです。

レース機材を、普通に使い倒すのが、いいんだよね。(^_-)-☆

さあ、冒険に出発しようぜっ!

タイヤとフレームのクリアランスが大きいから、太めのタイヤをチョイス!

バリバリのカーボンフレームに、無垢なアルミのドロヨケを付けちゃおう!

ブランドは”HONJO”で決まりだな。長さは少し短めに切って、バランスとデザイン優先に、こだわりたいな~。

コンポは、TIAGRAか、やはり王道の105かな?

いやいや、カンパニョーロっていう選択もありだな。

そうだっ!、手持ちの旧式コンポを流用してもGOODだぞ。(^_-)-☆

MTB用の部品も混ぜて使っちゃえ~!

ブレーキは…、あえてフルオイルを選ばず機械式を…。いやキャリパーだけ油圧式っていうのも高級感があって良いな~。うん、そうしましょう。

ワクワクしますね~。

NESTO CRAUS・PRO

さて、近年流行りのグラベルロードは、このようなシクロクロス車に比べて「尖がり具合を削り、より乗り心地よく、安定させたマシン」であり、様々な用途に使用可能なオールマイティな自転車です。

競技ばかりではなく、純粋にサイクリングや”自転車のある生活”を楽しみたい人達には、太いタイヤであったり、各所にネジ山やアイレットが沢山有るものは、発展性や拡張性もあり、カスタムがし易く実に重宝なのだと思います。きっとそれも人気の理由だと思われます。安定性と足つき性能も良く、シクロクロス車とは似てはいますが、全く別物な訳です。

私(店長)個人的には、BBの位置が低いものを好み、安定性重視を狙う事が多いし、皆様にもお勧めしてまいりました。しかし、今日ご紹介している、CRAUSは、それとは真逆を行くフレームではございます。それなのに、お勧めなのか?と矛盾が生じますが、全て理解した上で乗っていただくと、これはこれでオモシロいのです。(^_-)-☆

私は、それを愉しいと思うし、そういう事こそ面白がれますね…。(*^^)v

何でもそうだが、極端な事を受け入れるのは勇気が要ります…。

また、求める物を間違えば、それを失敗といい、残念がる人も沢山います。

個性の強さや、はみ出し者は、毛嫌いされるようですが、何ともツマラナイ感覚です…。

どうぞ、趣味の世界だけは、オモシロく愉快に参りましょう。

あなたの個性と感覚を信じて、楽しい自転車生活を送って下さいませ。

その手伝いは、タカヤマサイクルが引き受けますっ!

暖かくなってきました。しみじみと春を感じますね。

卒業、進学、進級…など、羽ばたくシーズンです。

気持ちを切り替えて、上を向いて、ハリキッテ参りましょう!