使い易いもの へ

夏休みも終わり、なんとなく寂しくなりましたね…。

でも、空を見れば、まだまだ~夏🌞です。

今からでも遅くないですよ。この夏やり残した事を、欲張って楽しんでまいりましょう~!

話は変わって、最近ステキなCMを見た。

「人生には、飲食店がいる。」

人がいて、話をして、笑って、飲んで、食べて…、時には泣いて、怒って…。

だって、だもの。 「人生には、飲食店がいる。」

さあ、今日も元気にまいりましょう!(*^^)v

 

さて本題です。今日の話題はこれ。「使い易いもの へ」

恥ずかしながら、現在の店長は、手の親指に少々問題があり、動きも悪い…。

その為、瞬間的な(親指による)操作は、苦手です…。(>_<)

自転車は(特にMTBは)、親指操作のものが多く困ります。その為、個人的についついグリップシフター付きの自転車を選び乗ってしまうのだけれど、本職が自転車屋のメカニック=”問題解決人”としては、他の方法はないものかと探し、色々と考え、試行錯誤しております。

上の写真は、MTB用のDI.2(左)レバーを、逆に付け2本の指で操作する方法

これはこれで良かったのだが、ストロークが以外にも長く(大きく)、またスイッチの感触が重いのも難点…。さらに、走行中にブレーキレバーを引きながらの操作は出来ず、私の思う通りの走行(操作)は不可能だった…。

その改良版として、別のスイッチを付けたこともあった。

ストロークは短くなり、そこは改善され快適にはなったが、操作そのものはやり難く、上記と同じく、走行中にブレーキレバーを引きながらの操作は出来ません。

これでは以前のような、思い通りの山道走行は不可能です…。(>_<) 困った…。

その次の対策として、ロードレーサー用のブレーキレバー(STI DI.2)を付けてみた…。

レバー部に、シフトアップ&シフトダウンのスイッチがあるので、操作もラクになった。

今までの中では、最も使い易く、理想に近い…。

ただし、凸凹だらけの山道で、この操作が上手く行くのか??という課題も残る。

「これは慣れが必要だろう~」という安易な結論が出て、しばらく使いこんでみる事にしたのだった。

”慣れ”。そう「慣れれば、こっちものさっ!」という単純な発想(答え)が良いのだな。(良いのか?)

MTBは山道を走る機材。上手く走らせる為には、先を読む能力とテクニック(スキル)が必要。経験者の方ならすぐに判るだろうが、特に、ブレーキング時に、次の路面や勾配を考え、同時にギヤチェンジをしなければならない場面は沢山ある…。

それらを踏まえ考えると、

結論を言えば、やはり、このスイッチの位置では、どうしても無理があるのだった。そして今更だが、ず~っと親指を使わないでシフトする方法を考え、今までなんだかんだとやってみたが、実はこれ、見た目が違うだけで、結局は全く同じ事を繰り返しているだけだった事に気が付いた…。

個人的に力の入らない親指をハンドルに残したまま、人差し指、中指を使う事。そして凸凹道で上半身を支えるのは、今の店長には出来ない訳である…。下りも上りも、ハンドルをしっかり握る事は不可能。また素早いシフトは出来ず、結果、モタモタする事が多いならば、これを使う意味がないのである。

どーする?オレ…。(-_-;)

でも、あきらめない。超意地っ張りな店長です。

それで、次に考えたのが、レバーを逆様に付ける方法。

判るだろうか? 左右のレバーを入れ替え、スイッチが下向きに付いてます。

以前、シマノ社から販売されていたMTB用のSTIレバーを知っていますか?

とても使い易く、現在でも本気で欲しいと思うほど、素晴らしい仕組み(装置)でした。

これを、現在のSTI DI.2で再現したという訳。

このスイッチを、指の背中で押し上げます。

パッパッパっと、一瞬でギヤチェンジがOK! 時間にしたら0.3秒

ブレーキレバーも、しっかり握れます。

 

左手レバーのスイッチは、シフトアップ(速くしていく)の為だけ。

右手レバーのスイッチは、シフトダウン(軽くしていく)の為だけ。

誤操作を防ぐために、E-TUBE.PROJECTで、全てのスイッチを統一。

そして今日現在、このまま使っているが、今のところ問題はなく、気に入っている。

ハンドルの形状や、レバーの位置など、欲張りたいところは多々あるが、

まずは、これでしばらく様子を見て行こうと思う。

結果や感想は、また追々、お伝えしたいと思います。

私に限らず、誰もが身体には多少の問題を抱えていることがある。

それが欠点であるのなら、何かでカバーすれば良いだけだ…。

私は自転車屋であり、メカニックです。機材で助けられるなら、アイデア投入も改造も、どんどんやってあげたいと思うし、そうしたいと思う。

でも、それが正しい答えであるかは分からないし、中途半端な改造であったり、逆に使い難くなる事もある…。それは覚悟の上。

答え探しとしては、少しでも自転車遊びが楽しくなる方法と手段を見つける事。ただそれだけです。

私は一生懸命、ご提案申し上げたいと思います。

 

何かお悩みがございましたらご相談下さいませ。

愛の自転車伝道師 タカヤマサイクル店長:高山真