「人が使う」を目指す。

季節のバトンは渡り、秋が走り出していますね。

見渡せば、その気配を感じるようになりました。

朝晩は涼しく、気温からも、一つ季節が変わったのが感じられます。

四季に限らず、日々、変わる事ばかり耳にし、またその要求も多々ありますが、

それは、それとして、

「変わらず地味に行く事」も、また善しです・・・。

さあ、今日も地面に足を付けて、まいりましょう。

 

さて、

人により、「使い易さ」は違うものです。

また、各事情により「使い勝手」の良し悪しも大きく異なる。

 

子供用の自転車ならば、広すぎるハンドル幅が問題・・・。

な・ら・ば、

両サイドを数センチ切って、子供の肩幅に合わせます。

一般車(ママチャリ)の後ギヤ。

どうも坂道に合わない、重い、踏みにくい・・・。

な・ら・ば、

ギヤ歯数を変える事で、踏み易くなり、軽快な走りが可能になります。

手の小さい、女性が操作するならば

握り幅を少なくする調整(加工)をし、扱い易くします。

これは、店長のMTBです。変速レバーの位置に注目。

通常は、下側に付くはずのレバーなのだが、上側に付けています。

人差指と中指で、変速機(DI2)を操作しているのだ・・・。

これ、一般的には、この位置での取り付けは推奨していないし、

そもそも使い難い。しかし、

個人的に「親指を使わず操作したい」という理由で、このような位置で仕上げてます。

これは”DI2″という、電子式変速機の特徴を生かした方法です。

子供用の自転車。 このブレーキレバーも・・・。

 

事情があり、片手のみで操作したい・・・。

な・ら・ば、

一つのレバーで、前後のブレーキを掛けられるように、加工します。

 

「人が使う」ということは、そういう事です。

その人に合わせ、調整や工夫を施し、使い易さを追求すれば、

結果、自転車を楽しく乗っていただけるのだと、私は思います。

タカヤマサイクルは、あなたの”メカニック”です。

メカニックとは、「問題を解決するヒト」でもあります。

お客様のお悩みや、問題を取り除くために、働きます。

今日も、人とのつながりを大事にし、皆様と共に明日へ進みます。

地味な当店ですが、

これからも、どうぞよろしくお願いいたします。

愛の自転車伝道師 タカヤマサイクル店長:高山