バシッと。

毎度ありがとうございます。タカヤマサイクルです。

GWも後わずか。残り少ないですが、楽しい時間をお過ごしください。

 

さて、(話は変わって)

新旧、様々な自転車に触れている毎日でございます。

文字通り、最新型から、旧いものまで手掛けております。

名車の”PRO・MIYATA”(とても旧い)

このヘッドパーツ。波打つデザインが懐かしい・・・。

専用工具でバシッと作業をします。

入庫した”プロ・ミヤタ”には、旧い”DURA-ACE”が付いていました。

これは6段ギヤ用で、最近の大きな歯数のスプロケットには対応しません。

逆に小さなギヤにも対応しない為、現行の部品を組み合わせる時には、注意が必要です。

ユーザー様の自転車には、新型(現行)のホイールを使い、8段ギヤ(12-28T)が組み合わせてありましたが、残念ながら、これでは、本来の性能を発揮させる事は、不可能なのです。

そういう旧い事を知らなければ、8段全部動かしたくなる(使いたくなる)ものです。事実、実際に、”無理やり”ですが、使えてしまうから、困っちゃう。(^_^;)

しかし、Rディレーラーは、正常の可動域を超えていて、悲鳴を上げているのが解るほど動き方が(変形の仕方が)異常でした。※(分解してみたら、内部のバネが巻き潰れていましたから、やはり許容範囲の限界を超えていたのでしょう。)

では、どうするか?

一番小さい(High)ギヤと、一番大きなギヤ(Low)を使わないように調整すればOK! 13-25Tの6段ギヤとして使用すれば、問題解決です。

たったこれだけの事ですが、”知っている”という事は、ユーザー様(お客様)の為に、役立ちます。

本来ならば、ホイール(ハブ)と、ギヤを、正しい組み合わせで用いれば良いのですが、

ユーザー様は、きっと何かの事情で、このホイールセットを使う選択をしたのでしょう・・・。

私は、旧い自転車をレストアする時に、いつも考える事がある。

フレーム(プロミヤタ)を生かす修理(整備など)をする事が正しいのか?

旧型のパーツ(DURA-ACE)を使う事を優先する修理が正しいのか?

どちらも活かす(生かす)事が正しいですし、また、その方法や手段も良く知っておりますが、新型のパーツを使う事(アップデート)も、また正しいやり方です。

ちょっと間違えてしまうと、少し違う方向(意図としない思い)へと行ってしまいます。

気を付けたいポイントです。そんなアドバイスもさせていただきます。

私は、メカニック。役に立つ事が使命です。(^。^)y

こちらは最新型のブレーキシステムの話。

DISCブレーキの取り付け台座の修正中。(専用工具で作業)

この部分が垂直&平行が出ていないと、ブレーキが「バシッ」っとしません。

「♪バキバキ」みたいな変な音が出たり、タッチが悪かったりします・・・。

削らずに、不具合を解消する秘技もありますが、修正の方が良い結果になります。

だったら、バシッと仕上げるのが、やはり、お客様の役に立つ訳です。

 

旧い、新しいを問わず、知っている事は、重要です。

そして、速やかに施す事は、もっと大切です。

 

お困りの事がございましたら、お声をかけて下さいませ。

ご依頼を、お待ちしております。

 

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5月7日(火) 8日(水)

連休させていただきます。 店長

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