当店が扱う、各種メーカー、ブランドは国内外、様々ある・・・。
その中でも、ずっと”TOPブランド”として「丁寧にお薦めしている」ものが、
ピナレロ(伊太利)であります。
なんと言っても、イタリアらしい、グラマラスなフレームデザインは、
一目で「おお!ピナレロだっ!」と判る。この説得力は、大きいし、気持ちが良い。
以前にも、ここで紹介したが、
スポーツカーのルーフに、ピナレロ・・・。カッコ良過ぎます!
最上級モデルの”ドグマ”をはじめ、全てのラインナップに、妥協はない。
ここが、ブランドであり、本物であり、世界で指示されている大きな理由だろう。
よく耳にする、安っぽい意味での「コストパファーマンス」は、
ピナレロには「ない」。
そんなもの、このバイクには必要無いのだっ!
媒体などで、文章を埋める為だけに使う”コスパうんぬん”は、
夢が無く、現実味を通り越して、「大安売りのバーゲンです」としか聞こえない。
まあ、それは時代が許しているので、仕方が無いのだが、
どうにも、”自転車”を、特に高級スポーツバイクを語る上では、スッキリしない。
だから、夢の象徴あるピナレロには、全く必要のない事柄であると、私は思っている。
憧れのバイク。憧れのイタリア車。それだけでいい。
いつの、どの年式でも、色褪せない格好良さは、他社には出せない何かがある。
世界のレースでは、大活躍し、勝利という偉大なるシンボルを掴んでいるし、
僕らの世界(生活)では、サイクリングのパートナーとして、日々活躍をする。
どちらにも、”伊達さ”という、特別なカッコ良さと、色気と、粋な感じがある。
背伸びをし、無理をしてでも乗りたいバイク。 それが、ピナレロなのだ。
という訳で、
本日紹介するモノは、ピナレロブランドの中でも、
グランドツーリング位置の”ANGLIRU=アングリル” 243.000円
前身は”ロク”やラズハK”というネーミングで、販売(展開)しておりましたが、
今期は、”解り易さ”を出し、ここに改名。
先日紹介した、レーシングモデル=”RAZHA”や”GUN”とは、
少し違う性格が与えられている、”ピナレロ”であり、
「気安さ・快適さ」を徹底的に追求した、カーボンバイクであるのだ。
大きな特徴としては、シートステーが、弓状にデザインされ、
振動吸収性能を高め、快適さに振ったチューニングが施されている。
タイヤと、フレームのクリアランス(隙間)も大きい。ここも大きな特徴だ。
写真は700×25Cですが、指一本分の隙間がある。
つまり、さらに太い幅のタイヤを付けても、全く問題が無いという事。
太いタイヤのメリットは、ふんわりとして、グニャリと凹むクッション性。
タイヤの空気圧力加減により、快適で気軽な走行も楽しめる、という訳です。
太めで耐パンク性能の高いタイヤを付けたら、通勤もラクに、愉しくなるぞ!
さて、このような自転車を、
業界用語では、総合して”コンフォート”と呼ばれている。
当店としても、今まで何種類か、ここで紹介とお薦めをして来たのだが、
本日ご案内している、このピナレロ=”アングリル”は、他社(車)とは少し違う。
造語になってしまうが、「レーシング・コンフォート」と言えるだろう。
数年前、このコンセプトは”ドグマK”として、
同社最上級のポジションに、並んでいた経緯がある・・・。
それは、なぜか?
鍛え上げられたトップ選手でも、長距離や、コースの路面によっては、
「疲労の軽減」という性能も、時には欲しいのである。
実際に、コースの2割はダートというレースも多い。
とうぜん、雪や雨もある訳で、その時の荒れた道となれば、
想像するだけで「辛く過酷」なのだ。
その解決策として、
・凸凹に強い、太いタイヤ。
・ドロや葉っぱが詰らない、広いクリアランス。
・振動吸収を高くし、集中力を高める快適なフレーム。
つまり、この設計思想は「トップ選手の為」であった…という訳だ。
現在は、ドグマ・グレードからは離れ、カタログ上はアンダークラスとなったが、
その特化した性能は、今でも目を見張るものがる。
レーシングな魂を込めた、身体にソフトなロードレーサー。
それが、アングリルだ。
と、まあ~、いろいろな事を言ってみたが、
快適で、買い易いモデルは、私達一般ライダーには、
「心から、ようこそ!」なのですよ。
特に、私のような人生半分、体力減退を感じる「叔父さん」には、
快適というものは、真に”必要な性能”、でもあるのだなあ~。(*^_^*)
力のある若者や、”レーシング人間”とは異なり、
無理をする必要のない?”ナイス・ミドル世代”としては、
カッコ良くて気楽で快適 が良いのだ。(^_-)-☆
「家から60km離れた♨露天風呂に行く」なんていう使い方も、
「美味い蕎麦を食べに行く」ことも、
「奇麗な景色の写真を撮りに行く」ことも、
ピナレロという、ちょっと高級な”伊達自転車”だから、なおさら似合っちゃう。
(洒落たシューズを履いて、お出かけする雰囲気と一緒だ。)
軽量なカーボンフレームと、踏み易いギヤで、どこまでも走るのだ。
景色を眺める…。疲れたら、堂々と休む…。美味いコーヒー屋で、一服する…。
自転車を駆って、ちょっとしたトリップを楽しむ。
時には、タイムレースにも、参加する!(若者にも負けないぜっ!なんてネ。)
この、孤高な、「一人で愉しむ」という時間を知ってしまうと、
人生が、もっと楽しくなるかもしれない。
「大げさ?」 いえいえ、本当です。
大人の男達へ。
ピナレロ・アングリル お薦めです。
ピナレロ・アングリル
T600UDカーボンフレーム
メインコンポ シマノ105
販売価格:243.000円
※アングリルは、軟弱なバイクではありませんし、
弱い人向けとして、お薦めしている訳ではありません。
様々な考え方があり、思い描ける”可能性”に満ちた、一級品です。(店長)