今日は、自転車とは、全く関係ない話である。
先日、友人と、酒を飲む機会があり、話は「性格が攻撃的だ」と、向いた・・・。
誰にでも優しく、温厚な性格の、彼とは異なり、
私は、どちらかというと、徒党を組む事を嫌う、一匹狼みたいなところがある。
こう言えば、なんとも飾り立ち、カッコ良く思われるかもしれないが、
単に、集団行動が上手に出来ないだけの、自分勝手な”愚か者”である・・・とも言える。
とにかく、”流される事”が嫌いで、“流行”であろうがなかろうが、
周囲や世間が良いと言っても、自分が納得出来なければ、受け入れられず、
歯をむき出しにして、怒りをあらわにしてしまう、”時代錯誤の頑固者”なのだ。
その為、話し合いや会議などでは、
「相手の話を呑む」ことより、「自分の意志を通したい」と考えてしまう。
そもそも、「会議というものは、意志と意志とのぶつけあい」として来た自分には、
今のような、「静かで淡々と進む平安な席」よりも、「唾が飛び交う、激論の場」こそが、
「充実した良い時間の過ごし方」だと思えてしまうのだな。(少し勘違い、旧いヤツだ)
メーカーに対しても、”コストダウン”と”手抜き”の違いを堂々と言えば(指摘すれば)、
「時代が違うっ!」と一喝されてしまうが、それでも食い下がらければならないのが、
私達、頑固者の務めである・・・。
もちろん、「自分が間違っている」と解れば、引いたり折れる事もある。
その、やりとりした時間こそ、「勉強・学習」であり、それが良いと思うのだ。
なぜならば、「闘いから得られる結果」こそ、”正義の答え”であるし、
世に出して良い”物事”であるはずだと、信じているからである。
店は、商人は”販売士”ではあるが、見極めが必要な”職人”でなければならないのだ。
それを知っているからこそ、とことん頑固者になるのである。(`´)
チャラチャラした事を嫌い、背骨が真っ直ぐ伸びている事柄に、美を覚え、
正論を口にし、堂々と歩む姿勢”を善しとする。
これを”変わっているヤツ”と括られる(くくられる)のは、納得できないが、
そんな特殊な”頑固者”は、時には周囲から嫌われ、対立をしてしまうのである。
時代も、私のような”旧人”を要求していないのだろう・・・。
だから、孤独になってしまうのだな。
しかし、どう思われようが、
「男が男である以上、闘う事が正義だ。」という考えは、譲れないし、
個人的には、何とも貫きたい思いである。
私達は、時代を睨みつける事が出来る、最後の世代かもしれない・・・。
だからと言って、決して、社会や、会社に逆らっている訳ではない。
ただ「刃向かっている」だけなのだ。
真剣に、刃を向き合わせている、その姿勢があるから、
相手を斬った時も、自分が斬られた時にも、納得できるのである。
「苦い水を吞む」この辛さや恥を知っているからこそ、男なのだ。
そこには、孤独など恐れないオトコが見えるのである。
脳内BGM♪ 魁・男塾 https://www.youtube.com/watch?v=kOguRuhmhBg
さて、
酒が進めば、そんな話はどこへやら?
呑気なもので、話は「いまどきはさぁ~」、「それってさぁ~」と、
よくある中年男の「愚痴こぼし大会」になってしまった・・・。
最初は、経済や会社、人付き合いの事であったが、酒が進めば、
ただの悪口やイチャモンが、ポンポン出て来てしまうものだ。
『TV番組の「わぁ~。へえ~。ああ~。」というあの作られた裏音声が大嫌い!』
『電話会社のお得って、一体、何が得なんだ?』
『夏が暑過ぎるっ!冬が寒過ぎるっ!』 ・・・(^_^;) などなど、
答えも、着地点も無い、ただの”言葉の交わし合い”になってしまった。
そんな中で、趣味の音楽や、バイク、クルマの話は、オモシロかった。
友人の愛車は、旧いスカイライン”ジャパン・ターボES”である。
昨年、フルレストアしたらしいのだ。
エンジン(排気量UP)や、足回り、内装、電装系、
下回り、ボディの強化対策など、完璧な出来栄えであるらしい・・・。
趣味人には受けが良いが、知らない人には、ただ旧いだけのクルマだ。
実際に、修理した金額は、今時の新車が買えるくらいという話だから、
”人の価値観”は、解らないのである。 しかし、
「乗りたくないクルマにお金を出すより、乗りたい車に乗ることの、どこが悪いのか?」
と言われれば、悔しいが反論は出来ない私である・・・。
スカイラインと言えば、ハコスカとか、ケンメリとか、RSとか、GTRなどが、
趣味人の王道だと思うのだが、友人は、”ジャパン”を所有した。
それで、「”旧車マニアの倶楽部”みたいなものに、入っているのか?」と聞けば、
『そういう人達とは呼吸が合わない』という理由で、興味もないらしい。
ましてや、マニアに受けることなど、全くどうでも良い…と言うのである。
今流行りの、”クラシックテイスト”ではなく、オリジナルにこだわる事もなく、
「スカイライン・ジャパンに乗りたかったのだっ!」と、
あっさりと、ハッキリ言う彼に、強烈に妬んでしまう私でした。
しかも、似合うし…、いやそれよりも、「徒党を組まない彼の性格」に、
感銘を受けつつ、裏では、大きな悔しさを、懐いたのでした…。
実は私も、大好きだった、「角目ジャパン」だけに、心から羨ましいのである。
好きとはいえ、時代錯誤もいいところで、周囲にも変な目で見られるらしい。
そもそも、クルマが趣味という時点で、最近はいろいろ言われてしまうからね。
実際に、効率や使い勝手だけを言えば、どう考えても時代に合ってはいないが、
それは本人の勝手ですから、「良し」としましょう。 (私もそうだし・・・。)
車の使い勝手と言えば・・・、軽トラックほど優れたクルマはない。(と思う)
荷物は積める。雨風は凌げる。ヒーターの効きも早い。小周りが良い。燃費もいい。
私は、これ無しでは生活が成り立たないほど、良く乗っているし、使っている。
”軽トラ”という言葉が、何とも安っぽく感じてしまうかもしれないが、
「本来のクルマとしての能力」において、正道を歩み続けている
日本のスーパーカーである。
しかし、カッコ良さで言うならば、私はこの”ダットサンのトラック”だ!
走る場所を選ばないし、どんな風景でも似合うし、溶け込む。
出来るなら、ボンネットに、パワーバルジがあったり、一部切り取られていたり、
エアーインテークが付いていたら、もっとカッコイイ。(拡がる妄想の世界)
仕事優先のクルマではあるが、ワイルドな感じがたまらないのである。
服装は、仕事着、遊び儀、普段着、パジャマ、フォーマル?、どれでもOK。
荷台には、ドラム缶でも、機械や道具でも、農作物でも、何でもさまになる。
さらには、バイクや、自転車、スキーやサーフボード、ジェットスキーなど、
遊び道具もガンガン積む事が出来る。
荷台部に寝転がって、夜空を見上げる楽しさもある。
多少の凹みやキズなど、気にしない!逆にカッコいいアクセントに見えるだろう。
海外では、若者に人気があるトラック。
最近は日本でも、またこのような”ピックアップ・トラック”への熱が出て来たようだ。
(写真は、トヨタ・ハイラックス)
こんな、”キャノピー”が付いた物も、イカス感じで、イイね。
世界的には、豪華なSUVが流行っている。
街中の段差や、アイポイントの高さも、乗り易さに直結して使い勝手は良い。
”きちんとしなければならない時”、つまり”冠婚葬祭”にも、堂々と行けるし、
生活感と高級感が、絶妙に調和している事もあり、
やはり、時代が要求したクルマなのだろうと思われる。
先の、ピックアップトラックとは、大きく異なり、
”新世代の乗用車”が、SUVなのだろうな。
店長は、運転が下手ですが、クルマのある生活が好きです。
小型のスポーツカーで、ギンギンに走ったり、
大型セダンで、ゆったりクルージングして、老舗旅館に行ってみたい。
しかし、そんな、時代ズレのような話は、嫌われてしまいます。
今の時代を、上手に生きる事も、人として、大人として、社会人として、
大切な要素である訳です・・・。
”時代錯誤の頑固者”・・・これは褒め言葉ではない。
改めるべき、今の姿である。
友人が伝えてくれた”性格が攻撃的”だという指摘も、
素直に、直さなければならないのだろう・・・。
ただし、
闘うこと、貫くこと、牙を出すことは、
真っ直ぐな背骨に、隠し持ちたいのも、本当のところである・・・。