「落ち葉の舞う季節・・・。秋のサイクリングは楽しいですね~」(*^_^*)
な~んてね。
今日は、”優しいサイクリング”、ではなく、
時には、「無茶苦茶に、真剣に走ってみるのもいいじゃないかっ!」という話です。
店長は普段から、「安全で、緩い感じのサイクリングを提案」しているのだが、
それだけが、タカヤマサイクルの顔ではありません。(^<^)
旧いとはいえ、多少なりとも、
レーシングの世界を知っている(経験している)、私としましては、
ロードレーサーを、”真のロードレーサー”として、乗る事は大賛成ですし、
可能であるならば、ぜひとも、皆さんに、
そのレーシングの世界にも、進んで行っていただけたらと、思っております。
機材を整え、体を鍛え、ストイックに走り込み、競技に参加する事は、
身体と機材を使うスポーツとして、実に充実した生活にもなります。
・・・とはいうものの、なかなかそればかりに集中出来ないし、
学校や、仕事や、家庭もある人にとっては、時間を割く事が難しいのですね~。
私も、その一人です・・・。(^_^;)
でも、カッコいい鋭いスポーツ用の機材が好きです。
研ぎ澄まされた、ロードレーサーが、大好きなんです!
そんな事で、今回はロードレーサーを、それらしく走らせる為に、
”鋭角な心”で、乗ってみたのであります。(`´)
タイトなレーサーウエアに、ビンディングシューズ。ポジションはバッチリ。
空気圧もきっちり100PSI。 これで準備はOK~!
今日は、集中力を高め、コースを読み、ペダルを叩きつける事に、徹するのだ・・・。
「疲れ上等~、悲鳴上等~、痙攣(けいれん)上等~。
「い・く・ぜっ!」
走る場所は、いつものトレーニングコースである、あの山坂道。
でも、だらだらと長い距離を走るのではなく、
気に入った”数百メートル”の区間を、猛烈アタックするのだ。(`´)
責めるにあたり、大切な条件がある・・・。それは、
自分が良く知っている道で、しかも、見通しが良い事。
さらに、クルマが来ない事を、確認出来る条件がそろっていたなら最高だ。
数回の往復をし、道路(路面)を確認した後に、攻め込んでみた。
「オモシロい!」
カーブの大きさと、勾配が解っているから、ぺダリングの♪リズムが乗る。
これは、実に心地良い~。!(^^)!
やはり、知り尽くした道は良い事だらけだな・・・。
上り坂も、解っているから、無理が通る。
立ち漕ぎで「ガシガシガシ」っと強くペダルを踏めば、
あっという間に、登り切れる・・・。わずか”十数秒間の格闘”で完結!
次に現れる緩い下りコーナーは、インべたでピタリと走ったり、
さらに、コーナー途中で踏み込んだり・・・
見通しの良いコーナーでは、理想的な”アウト・イン・アウト”を描いてみたり、
気分だけはプロ級のレーサーだ。(^_-)-☆ なんちゃって。
「○○○まで行こう!」という、距離的な目標と目的ではなく、
「短く、慣れたコースを、積極的に責める!」という、単純な遊びです。
そう!、”スポーツ走行”という、それっぽい乗り方をするのである・・・。
いつものような、「景色を見ながら|」という、
ゆったりと、大らかな気持ちのサイクリングとは異なり、
タイヤの唸りを聞き、急ブレーキの減速や、急加速の機敏な動きを、
五感で味わい、汗をかくのだ。
ビンディングのメリットを生かし、引き足で、パワーを叩きつけるのだ・・。
一人だけの、数百メートルのコースゆえに、楽しく、そして愉快なのです。
6往復をして、この日は終了~! ヘトヘトに疲れたぜ~。でも、
実に楽しかったし、マシン・ピナレロを、十分味わう事が出来た。
ロードレーサーを、軽快なサイクリング車として使う事は、ある意味正しい・・・。
どちらかと言えば、街の自転車屋(ショップの店長)としての私は、
そちら側を、お薦めしたいと思っている。
しかし、
時には、そのポテンシャルを引き出す為の
勝手気ままな「スポーツ走行&体験」も、ご提案したいと思う。
フォームが悪くても、ヘンテコなぺダリングでも、構わない。
ソロ(一人)だからこその楽しさが、ここにはある。
スキル&テクニックの向上には、さまざまなトレーニング方法があります。
”走行距離と費やした時間”こそが、上達する手段ではあるのだが、
時には、小さな場所での「無茶」がバイクを楽しませる方法でもあるのだ。
知り尽くした数百メートルの道だけが、練習場で、サーキットでもあります。
マウンテンバイクでも、山の奥まで入って行く事はせず、
100~200メートルのダートがあれば、十分堪能する事が出来る。
凸凹への対応、バーム走行やバンクに対してのアプローチ、
前輪ブレーキだけのストッピング練習や、リアタイヤの位置の確認など、
短いコースだからこそ…、同じ場所を、何度も繰り返せるからこそ、
”気が付く” というメリットもある。
道や路面に慣れてくれば、少しは”無茶”をしても、リカバリー出来たり、
自然に、対応が出来ている自分が居る事に気が付く…。
その結果「上手くなってるかな?」を感じて、
マシンを走らせる喜びに、繋がるというものだ。(^<^)
安全確保は最も大切なこと。
クルマや人の往来が多い一般道では、やさしく紳士的に走り、
自分の決めた区間だけは、思いっきり走らせる。
そんなメリハリのある事こそが、
スポーツバイクを所有し、駆る魅力なのだと思います。
「安全を確保する」とは、色々な見方がありますが、
「確保可能な安全がある」事を念頭におけば、
事故などのリスクは、最小限に抑えられると思います・・・。
あなたに合った、楽しいサイクルスポーツをしましょう!
自転車のある生活を、応援致します。
皆さまはライダー。思いっきり乗って下さい。
私は、メカニック。マシンの最大の能力を引き出します。
自転車の修理やメンテナンスは、任せて下さいね。 店長:高山真