いよいよ、伊太利のカンパニョーロ社から、
ロードレーサー用のDISCブレーキが発表されましたね~。
旧くから・・・というか、以前から、
「ブレーキの考え方」という課題においては、
カンパニョーロ社の捉え方と設計は実に素晴らしいものであった。(大共感)
他社のように、「効けば良い」という話ではなく、
「速度コントロール」という、操作性能を重要視しているところは、
私は共感していますし、大絶賛しております。
ブレーキの魔術師であるカンパニョーロ。
老舗ブランドとはいえ、この”DISCブレーキ”は後発ですから、
ある意味、勝たなければなりません。
この”勝つ”という意味は、サマザマで、
また「誰に何に対して?」という話になるのだが、
まあ、そんな小さな事はさて置き、
「カンパニョーロ社がDISCを出して来た!」という事実だけが、
私達を、ワクワクさせているのだから、それが価値ですし、勝ちの要因なのだ。
(なにを、小難しい事を言ってやがる・・・)(^_^;)
とは言うものの、
店長の性格上、新しい物に対しては、まず疑いを持つ。すぐに信じない。(-_-メ)
大好きなカンパニョーロだからと言って、速攻で「良いです!」なんて絶対にない。
・・・ない。・・・けど、やっぱり良いかもしれない!
・・・だって、
カンパだもん! どこかで期待しちゃうぜえ~。
(そんな考えと期待を持ちつつ、カンパニョーロのセミナーにて、初の御対面。)
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GOOD! (^^)!
このブレーキを触った瞬間から、「おおおっ~!」と思った。
そして、構造を見て、驚いた。
これは、良い!(^_-)-☆
構造が、実にシンプルだ。
実際には、走行中のブレーキを試していないので、
最終結論と感覚を、この場でお伝えする事は出来ないが、
カンパニョーロ独自の「フィーリング」は、指では伝わって来た・・・。
第一印象は、「かたい」 (良かった~)
この「かたい」は「堅い・固い・硬い・難い」などあり、
どれも当てはまるのが、カンパニョーロ製品だ。
質実剛健の機械として、金属として、気難しさもあり、敷居の高さもあり、
この辺りが、カンパニョーロの魅力である。・・・と私は考えている。
DISCに話を戻すと、
・カチっとしたブレーキタッチ。(指に伝わる、無駄の無さ)
・Fブレーキと、Rブレーキ、各自に与えられた効き具合の仕上げ(チューニング)。
・細部にわたり、スキの無い作り込み。そして完成度の高さ。
DISCの発表は、後発である為の有利性もあるだろうが、
私は、このブレーキを支持したいし、応援したいと思う。
カンパニョーロは、裏切らないのだ。
機械の、機械としたところを、上手く表現している。
使い手を選ぶ、カンパニョーロ。今日も健在です!
カンパニョーロファンの皆さん、安心して、DISCブレーキを選んで下さい。
リムブレーキの制動力も格段にアップしている昨今、
「DISCブレーキを選択する意味と理由はあるのだろうか?」と、
考える人や悩む人も多いだろう。
その答えとしては、
・軽さとシンプルさを好みなら、リムブレーキ。
・メカニカルで、安定性能を好むなら、DISCブレーキ。
選択肢が広がったことで、趣味の世界がより愉しくなったのだから、
歓迎すべき事だと、私は思う。
ロードバイクの歴史として、このブレーキ革命は”大事件”なのだ。
あなたが、この”目撃者”となり、”先駆者”であれば、
素晴らしい事かと思います。
今週末は、富士見パノラマスキー場にて、
シマノバイカーズフェスティバルが行われるが、
この時、カンパニョーロがブース(店?)を出す。
そこで、DISCブレーキ付きロードレーサーが、試乗出来るらしいので、
興味のある方も無い方も、足を運んで、試乗していただきたいと思います。
イタリアの王者カンパニョーロの味付けを、あなたの心で味わって下さい。
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さて、(ここからは、店長の個人的な意見を・・・)
”王者のカンパニョーロ”ですから、最上級のレコードをはじめ、全てのコンポには、
ユーザーに媚びないイメージと、その商品構成は、唸るものがある。(私感)
使い手を考えて、「優しく、易しく、柔らかに・・・」ではなく、
使い手を選び、「強く、勇ましく、逞しく・・・」というメッセージが伝わって来る。
例えるならば、
春夏秋冬、TPOを考えず、
「これが、当店の美味いコーヒーです。熱いうちに飲んで下さい!」
ずっしりと重いカップを持ち、緊張していただくのがカンパニューロならば、
暑い時には、冷たいおしぼりと、冷たい水を用意してくれ、エアコンも冷え冷えで、
「アイスコーヒーです。ごゆっくりどうぞ・・・❤」と、行き届いたサービス?が、
他社?のような感じだ。
もちろん、どちらが悪い訳でもなく、お客様が好むものを用意する事が、
商売としても、正しい訳なのだが、趣向品の世界では、
各社の、目線が違う事も、コンポ(部品)を選ぶ、面白さかもしれない・・・。
①まずは基本。
②時代に合った物事。
③自身の自信作(物事)。
④ユーザー(お客様)に合わせられる柔軟さ。
上の4つは、店長のルールである。
この順番が狂っていると、全てが台無しになる。
自分の技術やお薦め出来る物事がなければ、
お客様の希望には、叶えられないからだ・・・。
カンパ社は、私の思っている上記のルールを進んでいる。
不器用ゆえに、時には悪いレッテルを貼られる時もある・・・。
我が強すぎて、柔軟さが無いと呆れられる時もある・・・。
”王者”と言ってしまうのは、この辺りを思うからだ。
単なる言葉遊びでしか過ぎないかもしれないが、
今の時代にこそ必要な、”かたさ” を、指示したいと私は思います。
皆さまは、どう考えますか?
~~~ 臨時休業のお知らせ ~~~~~~~~~~~~~
7月29日(土)30日(日)
シマノバイカーズ参加の為、休業いたします。
ご迷惑をおかけしますが、よろしくお願い致します。