老舗のイタリアン・ブランド GIOS
クラシックな雰囲気がいいのです。
上のパイプが、地面に対して水平でカッコいい!
細身のクロモリ(スチール)フレームが、新鮮ですなあ~。
袋状に作られたエンド部分も、個性的でナイスです!
クロモリ(スチール)を得意とする、GIOS。
「得意な科目をさらに伸ばす!」 ←この姿勢が良い。
ビジネスとしては、”隙間を埋める商品展開”こそが、大事とされているし、
GIOS社にしても、カーボンも、アルミもラインナップしている。
そーいう意味では、他社となんら変わりは無いのだが、
しかし、クロモリ(スチール)バイクの充実度は、高く濃い。
一度は乗っていただきたい、イタリアンバイクのGIOSです。
最先端のカーボンレーシングバイクとは異なり、
優雅に、大らかに、肩の荷をおろして、気持ち良く乗る事が出来る・・・。
もちろん、カーボンバイクでもアルミバイクでも、
楽しいサイクリングは出来るのだが、
スチール素材の持つ、吸い付き感と素直な乗り心地は、
競う事を忘れさせ、自分との対話を優先してしまうほどだ。
”シマノ105”という超真面目なコンポは、トラブルも、癖もなく 、
余計な心配事が無く、乗る事に集中出来るのも嬉しいじゃないか。
ハンドルバックにサンドイッチとホットコーヒーを入れて、
初夏の峠に出かけたい~。汗をかき、火照った体にもかかわらず、
温かいコーヒーが、やけに美味かったりするのだ。
谷間では、「ヤッホー」なんて叫んでみたりしてさっ!
時には、そんな、オールドなサイクリングを楽しみたいじゃないか。
FELLEO 105 168000円
さて、
クロモリフレーム・・・。やっぱり良いのです。
現在、店長の乗っているロードバイクは、
旧型のクロモリバイク(仏・ジタン)に乗っているが、とても素直で良いのです。
しなりとか、振動吸収が・・・とか、そういう事もあるのでしょうけれど、
一文で言えば”素直さ”が、良いのです。
もちろん、最先端バイクに比べれば、見劣りもします。
数字的な性能を上げれば、どー考えても、低レベルです。
剛性も、加速も、重量も、・・・。
でも、そんな事、求めておりませんし、
今の私は、そもそも、最先端マシンから、少し遠ざかりたかったから、
クラシックなジタンに乗っているのです。(ちょっと、意味深・・・)
旧型の、8段ギヤのカンパニョーロは、癖が強いし、
シフターは、硬い鋼を押すような「バチンバチン」としたタッチで、
操作性は、とてつもなく”重くて渋い”のです。
アウター×ローは入らないし、変速のタイミングにも気を使います。
調整もこまめにしないと、いけませんし、いちいち、自己主張してきます。
でも、愉快です。(*^_^*)
私(店長)の心身が、枯れて来た? ゆるい? ぬるい? 錆びて来た?
いえいえ、むしろ、走る事、自転車に乗っている事が、
楽しくて仕方がありません。かなり、前向きです・・・。\(^o^)/
クラシックな物に触れると、”最先端の優秀さと有難さ”に気が付きます。
「再発見…とか、新鮮…とか、」そんな事じゃありません。
機械の、機械としたところが、感じるから良いんです。
機械の冷たさが、程よく馴染むから、気分が高まるのでしょう
「カッコつけたい自分から、カッコが付く自分になる」
これが目標でしたが、そんな事は、自分で確認出来る事じゃない。
だったら、
「いつでもカッコ良くを、カッコつけていく事が、良さそうだ!」
という言葉遊びのような、ボワ~んとした煙のような目標が出来たのだ。(^_-)-☆
自転車の主人公は、自分です。
自分を解き放せる為に、愉快な時間を過ごしたいのです。
だからと言って、偏った考えはありませんし、
クラシックなクロモリだけが良い訳ではありません。これは充分解っています。
今計画中の、カーボンフレーム&オイルDISCブレーキ&電子式メカ”DI2”
この、次期NEWマイバイクを、どの方向へ発射させようか? ・・・模索中です。
愉快な、最先端のカーボンバイクを作りたいですし、ご提案したいと思ってます。
「スペックや数字なんて、ただの飾りです!誰かさんには、それがわからんのです。」
媒体に惑わされず、焦らず、のんびり、自分を見つめて走りましょう。