思う事・・・

自転車は、・・・

「自分が楽しく乗れば良い」のである。(*^_^*)

・・・その為に必要なことは何か。

「皆さんは、どう考え、どう思いますか???」

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実は、これを言いだすと、かなり偏った(かたよった)”物語”になります。

しかも、飾り立てる文章や、造作し過ぎた”付加価値”が語られ、

各自の思いや、本心から外れていく事が多々ある・・・。

一般車と、スポーツ車、レーシングの世界と、メディアや普及活動・・・etc

”語る立場”が異なれば、

十人十色、上下左右、東西南北、の言い方と伝え方、そして答えがあります。

私達販売店=ショップでも、各人、各店舗でそれぞれ考え方が違うし、

取扱商品の比重により、また、お客様個別に、その解答を変えなければなりません。

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自転車を楽しむ乗るために必要な事は?

私の場合は、”街の自転車屋”ですから、その解答として、”善し悪し”を優先します。

その為、まずは、「安全で、丈夫で、快適な物を・・・」という、

「ハード(自転車=機材)が最も大切である」と考えてしまう訳です。

つまり、きちんとした自転車に乗る事が、楽しむ為の必要であると思っています。

決して、高価であるとか、高級な事ではなく、純粋に”きちんとしている”という事です。

体格に合わせたサイズであり、耐久性や、快適性、そしてご予算に合った商品など、

トータルバランスが良いものを、お薦めする事が、私の仕事であります。

平行して、機材の故障や、カスタムなどのメカニックとして、お手伝いです。

その次に、使い方や遊び方という”ソフト”の提案となり、熱くなれば、

時には、踏み込んだお話しをする事もあります・・・。

自転車屋としては、実に普通ですね。 (^_^;)

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さて、本題に入ります。

最近ちょっと、・・・いや、とっても気になるのが、”ソフトの提案”である。

これは、必要以上な(異常な?)情報発進と莫大な量の為、

本来の楽しみを、消してしまっているようにも思う・・・。

テレビゲーム用ソフトが販売された瞬間から、攻略本が販売され、

それを見ながら、点数を伸ばし、「やった~!」と喜んでいる。

「?????。」

自分でやるから楽しいのではないのか?

発見し、その先(次の画面)へ進む事を、喜びとしないのか??

それが、テレビゲームで遊ぶ意味ではないのか???

と旧い私は、思ってしまうのだ・・・。

もちろん、攻略本を買う事がセットであるという考え方もある。

それ自体が”使用説明書”のような位置なのだろうから、仕方が無い事かもしれない。

ゲームとはいえ、単純な内容ではない為、この仕組みが成り立つのだろうな・・・。

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皆さんは、どう思われますか?

自転車の世界でも、乗る前から攻略本(みたいなもの)を片手に、

「あーだこーだ」と語り、小難しいような内容に目と頭が行き

「心拍だ・・・ケイデンスだ・・・ポジションだ・・・」と言います・・・。

もちろん大切です!。

大切だけど、そんなものは、後で気が付けば良いことだと思う。

 

「はあ~?気が付く前に、知りたくて、情報集めて、学ぶことの何が悪い!?」

と反論やお叱りをいただくかもしれないが、

私は、「知る過程」や「気が付く瞬間」が大切だと思うのだ。

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今の時代は、効率良く、上手くなる事が優先され、また美しいとされているが、

誰かが言った情報を鵜呑みにしてしまうと、大変な事になる。

結果、薄っぺらいような知識が、頭の中を右往左往してしまい、

自分の意見に自信が持てないまま、趣味の世界を生きてしまうわけだ・・・。

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音楽だって、様々なジャンルがあり、音色も違う。

他人が良くても、私は好きじゃないし、またその逆もある。

”専門家”や”有名人”が「大絶賛!」を謳えば、それが正論や王道として通ってしまう。

参考程度に聞けているうちは良いが、それが全てになると、趣味は終わります。

自分の気持ちが消されてしまうからです。

じょ―だんじゃないぜっ!」

趣味の醍醐味は、「失敗」や「間違い」を沢山知って、その結果に気が付く事。

そこに発見があり、感動があります。

これこそが、オモシロイし、熱中するに相応しい”あなたの癒楽”であるはずだ。

 

話は変わって、

私は、自転車屋になる時(めざした時)、一番最初に考えた事は

「腕の良い、修理やチューニングが出来る人になるぞ!」でした。

”沢山売る事や、楽しさを伝える人”では無く、

「油まみれで、深夜まで、ガチャガチャと工具をいじっている人」に憧れました。

お金持ちになりたいとか、大きな店を出したいとか、

そーいう、いわゆる”野心”などは無く、ただ、

腕の良い職人になりたかったです。(^_^;) 純粋な青年だったでしょう(笑)

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その道の修行中、色々な経験が出来た事は言うまでもない。

疑問を抱き、試して壊し、知って気が付き、”知識を身に付けること”が善であると知った。

カッコ良く言えば、失敗を沢山知っている人達を、職人と言います。(と思ってます。)

「こうすれば、こうならない」という経験がものを言います。

逆に、「こうすれば、こうなる!」も良く知っているという事です。

この判断とタイミングが解る人になりたいと、今も日々修行中です。

販売をするならば、いつまでも安全性能が高く、持続する物をお薦めすべきだし、

お客様の用途に合わせた”物事”が大切だとも知っています。

 そして、使い方や、乗り方の説明が出来ることがショップとしての価値でもある。

聞かれたら、答えられる事。雑誌などの文章ではなく、

店主のライディング経験からの、本物の意見を伝えられる事こそが、真髄だと思う。

しかし、最近は、ここが行き過ぎてしまう傾向が強いのも、事実である・・・。

例えば、流行りの、「自転車の乗車ポジション」であるが、

初心者こそ大切だと言うが、私に言わせれば、初心者こそ、関係無いのである。

もちろん、最低限の「まあ、こんなもんでしょう~」というアドバイスこそあるが、

大手メーカーの「適正ポジションの数字化」には、疑問を感じせずにはいられません。

適正な数字を知ることの大切さや魅力も、あると思います。

この事に否定はしません。  ・・・しませんが、

裏では、「そーじゃないんだよぉ~!」と言いたいです。

本人に理解できない数字の鎧(よろい)に、固められた自転車なんて、

何が楽しいのだろうか???

走って、試して、疑問を感じて、知って、発見する・・・

この過程があるから、ワクワクが止まらないはずだし、乗りたくなるものだ。

それが自転車を走らせる、魅力であるはずだと、私は思いますし、提案します。

趣味は、誰かに答えを教えてもらうほど、ツマラナイ事は無い。

もちろん、「レースで勝ちたい」という目標があるならば、

その数字化と効率化は大切だろうし、指導者も必要だ。

しかし、レジャービークルとして、自転車を選んでいるならば、

目の前の数字に、捕らわれたくなくても、良いと思いますよ。

誰かに言われた「かたち」ではく、自らの「しこう」に目を向けましょうよ。

 

いずれにせよ、

”情報を受け入れる人の勝手であり、また自由でもあるのだけれど、

もう少し、アナログというか、自らの手で探り、発見したい事柄だと私は思います。

ここで改めて、冒頭の言葉を繰り返します。

 

自転車は、・・・「自分が楽しく乗れば良い」のである。(*^_^*)

その為に必要なことは何か?  

「皆さんは、何だと思いますか???」

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私は、「自分自身の解放!」です。(*^_^*)