BOMAから、新型のロードレーサー(フレーム)が登場した!
その名は、ヴァイド ルミエール(VIDE・LM)
タイムトライアル(TT)バイクを想像させる、流線形フレームがカッコイイ~!
後三角形の剛性はとても高く、「踏み付けるライダー」には大歓迎されるだろう。
BB部は、プレスフィット(BB86)を採用。(圧入タイプ)
最近は、様々な事情から、”ネジ切りタイプ”に戻りつつある傾向があるが、
あえて、圧入を選んだヴァイド。
「剛性が宿命だ!モンクあるか?」のメッセージが、伝わって来ます。
ケーブル類は、全て内装され、また、”フルアウター”方式を採用する。
店長個人的には、このフルアウターは大好きで、大歓迎だ。
メカニックとしては、(整備性から見ると)ちょっと面倒であるが、
乗り手(ユーザー)からすれば、高性能を維持する事は、最も大切なこと…。
水や埃が入り難いし、ケーブルが絡まる事もないから、この仕組みは絶対なのだな。
サテンシルバー&ブルーのカラーリングが、ナイスです! !(^^)!
TOP部には、自転車の特徴が、文字でデザインされている。新鮮だな~。
新型のヴァイドLHは、4色展開され、好みに合わせられるのも嬉しい。
さて、
BOMAのVIDE(PRO)と言えば、数年前にも発売され、
そのフォルムとコンセプトに魅了された事は、まだ記憶に新しい。
今回そのVIDEが、モデルチェンジをして来た訳なのだが、
どこが、変わり、どのように良くなったのか?
ここをきちんと説明しなければならない…。
旧モデル(PRO)と比べて、変化した箇所
①・TOP長(ハンドルまでの距離)が短くなった。
②・シートアングル(角度)が起ち上がった。
③・ヘッド(フォークの角度)が寝た。
④・BB部は、地面に近づいた。(ペダルが地面に近い)
⑤・ペダルと前タイヤ軸までの距離が長くなった。
つまりこれは、どういう事なのか?
ひとことで言えば「小柄なダライダーにも適合するように・・・」であろう。
上記5個のポイントは、初心者や、体の出来ていないライダーにとって、
嬉しい事だ。
け・れ・ど、
こんな表面的な事だけでは、このVIDEの魅力は、終わらない。
新VIDEの最大の魅力と性能は、
「ペダルを押しつけろ!後ろから叩け!」
である・・・?
世間で言う、
「美しいフォームが・・・奇麗なぺダリングで・・・ケイデンスは・・・」なんて、
どーでも良い事なのだ。
ヴァイドは、純粋なレーシングバイクである。
「加速と加速、それから、加速と加速、そして、また加速・・・」が正しい。
下半身が鍛えられたスケート選手が乗ったら、ロケットのようなマシンであろう。
悪っぽい口調で言うならば
「長距離で疲れない!?なんじゃそれ?興味無いわ。マシンは一瞬の強烈な加速だろっ?」
というライダーに相応しい。(・・・かな?)
ロードレーサーでも、マウンテンバイクでも
店長個人的には、BBハイトが低い自転車を絶賛している。
低重心から得られる安心感は素晴らしいと感じている。
だから、ヴァイドLMのBBが5mmも下がった事は大歓迎である。
愛車の”KOGAキメラ”に比べても、まだ低いのが、この新型ヴァイド。
体が震えない訳が無いのである・・・。
TOPが短いのは、”ハンドルを選べ!”という事だ。
昨今の流行で、ついつい、
小じんまりしたショートリーチ型の、ドロップハンドルを選びがちだが、
このマシンには、下ハンドルを積極的に握れる、アナトミックタイプが似合う。
大きく出るリーチ長の為、その差は、約20mmだから、足し引きゼロになる。
高い剛性を与えられたヴァイドLMだからの、アナトミックハンドルなのだ。
BOMA社から発売されている、HB-03などがそれだ。
それでも、短いと思うならば、ワンサイズ上のフレームに乗れば良い。
(シートは上げられないが、そんな事は、気にする事ではない。)
そして、ヘッドが寝たことで、フロントセンター(前軸までの距離)が伸びた。
直進安定性も抜群に向上したうえに、トークリアランスを確保出来たのだから、
何も悪い事は無いのである。
シルバーカラーのVIDEには、カンパニョーロのポテンツァが似合うだろう!
http://www.takayamacycle.com/?p=10107
シルバーフレームに、シルバーパーツ・・・想像するだけで、カッコいい!
ホイールも、シルバーカラーで揃えたら、
未来の宇宙船っぽくて、良いのではないだろうか?
ツッパったマシンが欲しい人に、お薦めしたい新型ヴァイドである。
ぜひ、現物を見ていただきたいと思います。
VIDE LM
サイズ3種:S(460) M(480) L(510)
カラー4種:シルバー&ブルー シルバー&レッド
ピンク&シルバー アクアブルー&シルバー
販売価格 170000円(税抜き)
~~ 完成車予想金額 ~~~~~
シマノ105 280000円
アルテグラ 310000円
ポテンツァ 320000円