毎日寒いですね~。皆さん、お身体の調子はいかがでしょう?
あと1週間でクリスマス…今年もあと2週間…なんだか忙しない時期ですが、
体調には気をつけて、愉快な年末行事をお過ごし下さいませ。
そんな事で、
自転車のある生活も、オフシーズンを迎えている方が多いと思われます。
今年の内に、愛車をきちんと整備をして、新年を迎える準備をしましょう~!
タカヤマサイクル入魂の”情熱のオーバーホール”
随時受付中です。ぜひ、ご利用下さいませ。
回転部(ハブ内)です。
おやおや、トロトロのクリーム状の物が付着していますね~・・・。
「何だこれ?」
これは、内部に入っていたグリースが、水と混ざり、乳化した状態です。
もともとは、半透明な黄色いグリースが入っていたのですが、
水分に侵されてしまったのです。(>_<)
「おおおおお・・・・」(^_^;)
「ム、ムムムムムムむ・・・・・」(-_-)
同じく、乳化してますね。サビと混ざって、イヤな色になってます・・・。
この自転車は、オフロードを走るマウンテンバイクですから、
土埃の中も、泥の中も、雨の中も、ガンガン走っていたと思われます。
ユーザー様の趣味として、楽しまれていたことでしょう。イイね~!\(^o^)/
MTBをMTBとして使っていれば、こういう事は普通にあるものです。
「どーする?」
だから、メンテナンスをするのです。
何の事は無いっ!こんなの、どーって事ない。少しも気にしなくて良いのです!
「問題解決!」です。
DISCブレーキも、メンテナンスが必要です。
これは、オイル式のブレーキで、内部に、対向して2つのピストンがある仕組みだ。
レバーを握れば、オイルが流れ、丸い↑ピストンが、押し出されブレーキが効きます。
これがディスクブレーキの構造だ・・・しか~し、正常に動いていないのである。
分解してみると・・・。アチャチャ~~~。(>_<)
このピストン部に、キズがあります。触ると引っ掛かるくらいです…。
そうです!ブレーキ不具合の原因は、このキズ(凸凹)が悪戯をして、
ピストンの動きを止めてしまっていたのでした。
これは正常な物。(横キズはありません。)
キチンとすれば、しっかり動きます。実にシンプルな法則です。
どーでしょうか?
整備やオーバーホールの必要性を感じていただけたでしょうか?
とは言うものの、
「不具合の原因なんて」・・・というか、
「自分の自転車のどこに不具合があるのか?」なんて、
毎日乗っているユーザー様には解る筈がありません。
「回転部に水が入っている?・・・ピストンにキズがある?・・・」
そんな事が解ったら、神様です・・・。
私達メカニックでさえ、外から見たのでは、判りません。
依頼があれば、分解し、点検し、施し、調子を良くします。
それが、当店の
”オーバーホール” という仕事です。
例えるならば、”人間ドック&治療&回復までのお世話(ケア)”と同じ事を、
あなたの自転車にする訳です。
不安を感じられた時には、ぜひ、ご利用下さいませ。
さて、さてさて・・・以前も、お話しましたが、
オーバーホールを依頼される場合、
時々、お客様が、気を利かして「洗ったり、きれいに磨いて・・・」などしてから
お持ち込みいただく事がありますが、汚れたままで構いません。
私はぜんぜん、気にしませんし、そういうものだと思ってます。
「汚れたバイクを持ち込み、数日後には、奇麗になってリフレッシュされている」
これが、”有料のメンテナンス”本来の目的であり、意味だと思います。
全国の、ショップによっては、
”奇麗にしてから持ち込むのがマナー”というケースもあると聞きますが、
タカヤマサイクルでは、全く問題ありません。(^_-)-☆
体調を整えてから、人間ドックに入るような無意味?な行為と、同じです。
普段の使い方も解りますし、汚れ具合から見えるポイントもあります。
そんな事で、皆様、深く考えず、気楽にお持ち込み下さいませ。
ご依頼、お待ちしております。
私(店長)は、”モノ売りの商人”ではありますが、
心は、「頑固な職人」っていう種族に、憧れてます・・・。