今年もタカヤマサイクルをご利用いただき、誠に有難うございました。
皆様に応援していただき、また支えられて、今日の大晦日を迎えられる事をとても嬉しく思います。
来年も、技術や知識をもっと深め、皆様のお役に立てるように、励んでまいりたいと思いますし、
地味で小さいながらも、皆様のお役に立つ事を念頭に、日々精進する事をお約束いたします。
それでは、良いお年をお迎え下さいませ。
有難うございました。 店長:高山真
長野県岡谷市タカヤマサイクル 自転車の販売から修理・メンテナンス、カスタムなどお任せ下さい。
寒い毎日ですが、皆様お元気ですか?
気が付けば、Xmasが終わり、あっという間に、大晦日がやって来ますね。
気持ちだけが忙しいバタバタした感じは、まさに「ザ・ネンマツ」ですな。
思えば、やり残した事…沢山沢山ありますが、まずはひとつ!
そして、可能であればもうひとつ。(^_-)-☆
そんな感じで、残り僅かですが、充実させて過ごして行きましょう。
問題に向き合い、真剣に解決に取り組めば、結果がどうあれ、
除夜の鐘を聞く時には、胸を張れるというものです。
さあ!今日も明るく元気に行っくぜ~!
年末年始 営業のお知らせ。
年内 12月31日 12時まで営業
年始 1月4日 8時~ 通常営業
よろしくお願い致します。
コラテック(ドイツ)のEバイクが入荷しました。
MTB型の最先端の電動アシストスポーツ自転車です。
バッテリーは、フレーム内部に搭載される「インチューブ型」を採用。
外観はスッキリし、かなりスタイリッシュですね。!(^^)!
モーターユニットは、ボッシュ(BOSCH)。
小型で高性能なパワーユニットです。Performance Line CX
モーターの力(アシスト力)を四段階(ECO/TOUR/EMTB/TURBO)に切り替えが出来ます。
最も力強く、暴力的な加速を誇るのが、このTURBOモード。
急斜面の上りでは、サドルからお尻が滑り落ちるほど、
「ギュンッ」と加速します。この感覚は実にオモシロいです。!(^^)!
自分に限らず、Eバイクを買ったなら、ハイパワーを使って走りたいのが本音だと思う。
そもそも力を弱くして走るのはダルい感じがしてツマラナイ。
どうせなら元気よく走るTURBOで良いじゃんっ!と思うし、
Eバイクは強い力こそ魅力的というものですよね。
そして、特記したいのがこれ。”EMTB”
搭載されているモーターユニット(Performance Line CX)の大きな特徴として、アシストモードにEMTBがある事。
これは特別な走行モードで、
各アシストモード(ECO/TOUR/TURBO)のような一律のアシスト力ではなく、
ライダーの踏力に応じた最適なアシスト力を提供する為に用意された、究極の走行を実現するスペシャルモードです。
往来Eバイクの苦手とする、滑る斜面や、狭いスペースでの折り返しなどでも、意のままにバイクをコントロールできるのだ。
実際に、電動マウンテンバイク(メーカー問わず)に乗った事のあるライダーならば、経験したことがあるだろう…。
オフロード(シングルトラックなど)の、鋭角な登りコーナーを回ろうとする時には、
往来のEバイクではペダルを踏みこむと、「ブワ~ッ!」っと想像以上のパワーが出てしまい、
結果、外に膨らみ、狙ったタイヤライン(コース)を描けない事があり「おっとっと…」となります。
また濡れた落ち葉や、泥道走行時はタイヤが滑り易く、パワー伝達が上手に出来ません。
その為、走行中にアシストモードを、ECOやTOUR(弱)にしてモーターの力を抑え、
直進時や乾いた路面では改めてTOURやTURBO(強)に戻したりと、切り替え作業が忙しい思いをしておりました。※(店長経験談)
それが、この新機能のEMTBの誕生により、この辺りの悩みが解消されたという訳だ。
先日、このユニットを搭載したバイクに乗る機会があったので、ご報告します。
まず思ったのが「全てこのEMTBモードで良いのではないか??」と思うほど優秀だったこと。
街中では、「走って止まって、また走って、また止まって、人を避けて、Uターンして…」この繰り返しとなる。
人や生活と共存する(交差点、信号、歩行者、看板、急な工事個所、クルマなど、)街中では、無駄な加速とコントロールのシビアさは、いささか問題だ。
だから、普通にラクに走れることこそ、性能が高いと言える。
その筋から見ると(考えると)このEMTBモードは良い。
Eバイクに慣れている自分でも、普段「おっとっと」となる事はあるが、
このEMTBモード時ではそれが一度も無かった…。
「それじゃ、ダルい走りなのか?」と言えば、そうじゃない。
しかも、そこそこの加速感もあり、その演出効果?も実にヒューマンだ。
オフロード走行もやってみた。
試した道は人工的に作られたスキルアップコースの為、いつもと勝手は違ったが、連続するカーブや適度なバンクでも、普通のMTBのように走行できた。
Eバイクにおいて、「この普通に…」の感覚は大事で、モードの切り替えをせずに走れることは、実に喜ばしいのです。
これはEMTBモードにある、ライダーの踏力の強弱に応じて、最適なアシスト力を自動で提供してくれている機能が働いている為だと言えるだろう。
その結果として、ペダルを漕ぐこと(乗ること)に集中できたし、
上り返しの急な坂があっても、ガンっと踏み込めば、TURBO同等の力を発揮してくれるため、
MTBにおいて楽しいだけでなく、Eバイクとしての魅力は増していくばかりだ。
そのような事から、「EMTBモード、これだけで良いのでは?」と思いました。
もちろん
アスファルトの坂道だけで言えば、TURBOモードのギュンギュンとした加速はヤンチャでオモシロいし、
オンオフ限らず、一気に駆け上がりたい上り坂では、TURBOパワーが炸裂し、実に愉快で快感だ。
ジャリジャリ♪と、ホイールスピンしながら登るのは、逞しく、ワイルドな優越感がありました。
以上、実際に乗った感想でした。( `ー´)ノ
話は変わって、
メーカー出荷段階では、ケーブルの通し方、長さもグチャグチャです…。
このコラテックも同じく、醜い状態です…。
これを、そのまま販売しても、「そういうもの」として、何も問題は無いし、咎められませんでしょうけれど、私(店長)は大嫌いです。
Eバイクの場合、特に内装するバッテリー(インチューブ型)の場合、
様々な部品を外す必要もある事から、簡単には出来ませんし、正直なかなかややこしい事が多いのです…。それでも、やります。
ジャ~ン♪ どうですか。通し方を変え、長さをそろえると、
ここまでスッキリ、カッコ良くなるのです。!(^^)!
私はカッコイイ自転車を、さらにカッコ良くする事にこだわりたいですね。
自転車の持つ最大の能力を引き出す。それがタカヤマサイクル・スピリット。
回転部分、ブレーキ性能、変速性能、バッテリーの装着感etc…全てです。
しかし、昨今こんな事柄は、技術とは言わないし、ただの自己満足…として、笑わそうですね。(-_-;)
こだわりは小さなことばかりで、言わなければ気が付かず、評価もされず、だれの目にも止まらないでしょう…。
けれど、こういう所が、専門店である本来の良さとセンスだと思いますし、私はここを永遠に貫きたいです。
コラテック Eバイク すごく良く出来た自転車です。
良く出来た自転車だからこそ、もっと良くして差し上げたいのです。
Bosch Performance Line CXの”EMTB”モードは、現在MTBにしか採用されておりません。
クロスやロードにも有っても良さそうなものですが、まずはMTBからという事でしょう。
似たような機構では、パナソニックなど他社にもありますし、
各社その性能を発揮するために、様々なアイデアを投入しており、接戦状態です。
どれが一番なのか?は、なかなか答えが出ませんが、
進化したBoschユニットは、とても優れたものですので、ぜひ興味をお持ちいただけたら幸いです。
コラテック E-POWER X VERT CX
販売価格:528.000円(税込み)
http://www.corratec-bikes.jp/corner711060/detail/2023_CORRATEC_E-POWER-X-VERT-CX.html
自分の思い描いたように…、またアイデアを形にすることは、
とてつもなく、楽しいですよね。(#^.^#)
それが、ザ・カスタム…。
今回は、その一台をご紹介します。
使用したものは、700C純ロードレーサーのフレーム
ユーザー様(ご依頼者)より、「このフレームを使って〇〇にしたい~」とご相談とアイデアを頂きましたので、
この度、面白可笑しい自転車を作ってみました。
一見、普通のロードレーサー、またはグラベルのように思えますが、
実は、小径自転車=ミニベロなのです。
最も大きな特徴はここ。異径の小さいホイールを取り付けた事です。
使用したタイヤは24×13/8(WO)(ETRTO540)を装着。
これを700C用のロードレーサーフレームにドッキング🚀
実に相性が良く、気軽にふわっと乗れる自転車が出来上がりました。(*^^)v
さて、この自転車を作成するにあたり、少々問題もあった。
そもそも700C用(ETRTO622)のフレームを流用し、
無理やりミニベロ化するのですから、当然、色々ありますね…。
問題① 小さいタイヤを付けると、ペダルが地面に当たる。
なるべく小さい、例えば20インチのホイールを付けた方が、見た目も可愛くミニベロっぽくなるのだが、
車体が下がり過ぎて、ペダルが地面に当たってしまうという大きな問題が起こる。
それでは、極端に短いクランク(子供用)を使えば良いのか?というと、
これでは人が乗る自転車としては成立しなくなるのだな…。
どうしよう~困った。(-_-;)
そこで考えた結果、ギリギリの答えが24インチ(WO)でした。しか~し、
これでもホイール径から計算すると、約40mmも最低地上高が下がってしまうのだ…。
解決策としてクランクの長さを※152mmという少しだけ短いものをチョイス。※(一般車のサイズです)
普通は170mmだから、理論上18mmの確保が出来る。
そして、タイヤの厚さもプラスし、計算上約20㎜の下がりに止まった。
よし。これで一応、普通の走行は可能になったぞ。(*^^)v
問題② ブレーキ(キャリパー)が合わない
ホイールが小さいから、ブレーキ(アーチ)が届かないのです。
その対策として、BMX用の大型のブレーキキャリパー(75㎜)を使用するか、
または、ホイール軸(ハブ)に付けるか、どちらかになります。
普通に考えれば、大型キャリパーの選択の方がラクだし安価で良いのだけれど、
面白味が無いので、ハブに付けるタイプをチョイス!※(現在販売終了品)
これを取り付けるにあたり、専用部品を作成し、何とかクリアー!(^^)!
リアブレーキも同様に、ハブに取り付けるタイプで対応~。
シフターは、シマノ製のSTI。TOURNEY2×7変速。
ハンドルは、DIXNA/バンディ。ドロップ&リーチが小さく、末広がりのデザインが特徴で、握り易さが抜群に良いのです。
そして両エンド部を15㎜切断し、バランスと使い勝手を最優先。
ディレーラーはクラリスを使用し、それっぽさを演出!
コグは、ボスフリータイプ(14-34T)を使用…。
実はというか本来ならばHGタイプ(11-32T)を使用し、小径でも高速域を伸ばす計画のだったが、
昨今の諸事情により、部品(ハブ&ブレーキ)の入手が大幅に遅れる為、とりあえず写真のような仕様で一旦納車…。
入荷次第、改めて車輪を作り替え、きちんとしたマシンとして完成させる計画。
2度手間ですが、まずは一刻も早く乗ってただく事を最優先にしました。(^_-)-☆
ギヤはスギノ製。50×38T シルバークランクで高級感を演出。
ラクに乗れるように、補助ブレーキも装備。ここもシルバー色だぞ。
いかがでしょうか…。
実際に、この24カスタムバイクで走ってみました。
~~その感想です。~~~
まず、走り出してすぐに、「漕ぎだしが軽く、加速が早い~」と思えた。
タイヤの厚さも有ってか、クッション性も抜群に良いので、乗り心地もGOOD。
ソフトでクッションの効いた大きなイスも気持ちよく、ドカッと座って漕ぎ続けられました。
ハンドルは高めで、またDIXNAのハンドルとの相性が良く、とてもリラックスして走れましたし、肩も凝らないのもベリーグッド👍
この自転車は、立ち漕ぎして、ビュンビュン走るよりも、ゆったりと走行する方が似合いますね。(*^^)v
最も心配だった、ペダルと地面の干渉ですが、普通の走行では、全く問題はありませんでしたし、クランクの短さがデメリットになることは無く、逆に妙に軽さを感じるほどでしたので、全てがうまく調和したと思います。
ただし、極端なバンク(キャンバー走行)や、自転車を傾けて走れば、ペダルが地面に当たる事もあるかもしれませんね…。
まあ~これは、ユーザー様には注意をして乗っていただければ良いので、ここは問題無しとしましょう~。
※店長はBBハイトが低いフレームが好きな上に、180mmの長いクランクを使用してますから、コーナーで倒し込んだりすると、ペダルが路面に干渉する事もありますし、その怖さも知ってます。MTB(175mm)でもトレイルの盛土にぶつけてしまう事も多々あります…。そう考えれば、この24カスタムバイクに問題なんてありません。私は堂々と太鼓判を捺したいです。
カスタムは楽しいものですね…。
どんな小さなことでも、また考え描いたアイデアがございましたら、
ぜひお声をかけて下さいませ。
出来る、出来ないは別にして、まずは、その思いを伝えていただければ、
私は一生懸命に、ご提案したいと思っております…。
”愛の自転車伝道師”タカヤマサイクル店長:高山真
自転車がある風景と生活を、応援致します。