心のメンテナンス?

お客様 『”心のメンテナンス”をお願いします・・・。』

店長  「ナニ?何?なに?・・・(何だか意味深じゃんっ!??)」

お客様 『・・・ダメですか?』

店長  「いや、良く聞きましょう・・・何があった の か な?」

お客様 『・・・実は・・・・』

店長  「ふむふむ・・・・えっ?あっ! そういう事~そうかあ~あははは・・・」

(てんちょう~・・・大きな勘違い!)

 

”心のメンテナンス”ではなくて、”ここのメンテナンス”でした。

ただの、聞き間違いでした~~~あ~あ(-_-;) 大バカ

そんな事で、ここのメンテナンスを受けたのでした~。

 

改めまして・・・

今回の依頼は、「フレームの一部を、きれいにしてほしい」という事でした~。

お客様は、何処かでフレームを譲ってもらった(入手したらしい)が、

この部分の、塗装の厚さが気になるのだそうです。(すげ~。良く気が付いたね!)

この作業を、「フェイシング」と言います。左右の並行を出し、

BBパーツの性能を高める施工(作業)です。これが効くんだわ~!大事なポイントです。

軽く削ってみたところです。塗装とフレームの削れが同時に起きてます・・・

お客様 『メーカー出荷時点って、こんなもんですかねえ~?』

店長 「そんなもんです。それが普通です。後はお店が命を吹き込みます!」

お客様 『これで、このフレームも完璧になりますか??』

店長 「ハイ!お客様の為の一台に生まれ変わりますよ~!」

そんな事で、もっともっと削ります・・・・。

はい!きれいになりました~!左右の並行もバッチリ出て、

BBパーツの性能も発揮されるでしょう~。

 

春に向けて、ゆっくりパーツを組み込んで行くそうです・・・

旧いカンパニョーロレコードを付けるんだって!カッコイイ~~~。

頑張って下さいね。

 

ちょっと勘違いから始まった、今回のメンテナンス作業・・・

お客様の依頼があれば、しっかりやらせていただきます。

ご相談下さい。

 

寒さによる悪戯・・・

地域柄、最高気温が氷点下(マイナス)の時もある・・・

当然、水が凍ります。(誰もが知っている・・・)

あらゆる所にあるわずかな水分も、数秒間で、凍りつきます。

なんと、自転車のブレーキワイヤー内に在る水も凍ります。

クロスバイクやマウンテンバイクに、採用されているDISCブレーキ。

ワイヤー引きタイプの物は、凍って動かなくなる事が、この時期に限り発生します。

「さっきまで動いていたのに、急に動かなくなった・・・(戻らなくなった)」など

皆さん経験ありませんか?

 

上記の写真を、観察して見ると、ワイヤーの入口が、上を向いています・・・。

その為、雨や、洗車時の水がワイヤー内部に進入し(溜まり)、

その結果”凍る”という訳です

ブレーキ本体(キャリパー部)構造的には、全く問題ありません・・・。

しかし、取り付け場所により、「トラブルが発生し易いものがある!」

という事を、知っておいて下さい。

(下側のパイプ部に付いている自転車は、水が浸入し易い構造だという事です。)

対策方法としては、ワイヤー内をグリスで埋めるしかありません・・・。

入口に、ゴムキャップ等を流用し、シール(ワイパー)などを付ける事も

アイデアとしては素晴らしいですが、反面”抵抗”にもなりますので、

やはり、”ひと手間”をかけて、メンテナンスをした方が良いでしょう。

これはDISCブレーキだけではなく、

ワイヤー入口が、下を向いている自転車全てに言える事です・・・。

気になる方は、購入店で相談してみて下さい。

シマノ製品でも、エイビッド製品でも、テクトロ製品でも

どこのブランドでも、同じ事が起こります。

そんな事で、

「寒い日は何だか動きが悪いなあ~」と思ったら、ショップへGO~!という話でした。

 

寒さの影響・・・

寒いですねえ~~。 しかも大雪で・・・

この寒さにより、様々な事に、問題が発生しております。

①Rサスペンションの、スタックダウン。

サスペンションが、縮んだ状態になってしまう現象です。

これが、通常の長さ。上の写真と比べると、違いが一目でわかるでしょ!

ユーザー様は、いつものように乗ったのだが、何か違う・・・???

「あれ~?サスペンションが戻ってこないよ~?どうしよう・・・」となったのだ。

これは、エアーサスペンに良くあるトラブルで、特にこの地域は多いです。

病名は“スタックダウン” 。

通常エアー(空気)が入ってはいけない所に、流れてしまった為、

縮んだままになってしまうのです。(デュアルエアー状態という訳だ)

これは、エアーシール(ゴム製品)が、劣化の痛みや、寒さにより収縮したのが原因。

今まで、数年間メンテナンスをした事がなかったらしい・・・。(理由は様々)

定期的なメンテナンスやチェックをしていれば、防ぐ事が出来るのです。

ぜひ、購入したお店で、相談してみて下さい。

 

②電動自転車のバッテリー

 寒さの為、充電が出来ない・・・性能が発揮されない。

パワーが・・・距離が・・・うう~。

 

③ブレーキが効かない・・・

ワイヤー内部が凍って、ブレーキが動かない。または解除出来ない事件が出ています。

都市部では到底考えられない事ですが、この寒い地域には実際に在る事。

わずかな水分が悪戯をします。どーだ、すげーだろ!(どうでも良い地方自慢・・・)

同じように“凍る”という事では、ブリヂストン社製品のハンドルロックが解除出来ない~

という事も出ています・・・困ったものだ。

 

④OIL式DISCブレーキが効いたままになる・・・。

ブレーキを握ったら、そのまま張り付いたままになった。

製造メーカー様は「考えられない」というけれど、実際にはこれも良くある事。

これも、ピストン部に付着したわずかな水分が原因である・・・。

ピストンを押し戻し、ドライヤーで温めたり、室内温度で動かすと、

直っているから「なんだよ~」である。(軽おこぷんぷん丸・・・かな?)

※(ワイヤー引きDISCブレーキも似たような現象が起きるので注意・・・)

 

⑤お腹回りがプヨプヨになる・・・。店長の(-_-;)

寒さの為、運動不足になる・・・その為、太る。

寒いので、お酒の量が増える、すると食べる・・・また飲む・・・。太る

ローラー台に乗って、トレーニングを開始しようぜっ!

 

明日、2月11日(火)建国記念日 は営業致します。

皆様のご来店を、お待ちしております。

おお~。OH~。

うう~マジ寒い~~。先日は最高気温マイナス1℃

外でアルミ部品を水で洗っていると・・・その瞬間から氷っていきます・・・。

ギョエ~~~\(>_<)/

塗装もしたいけど、寒過ぎて缶スプレーが使えません。うう・・・。

そんな事で、オーバーホールの仕事が、遅れ遅れになってます・・・。(困った)

いや、これは気合で何とかしよう!(だったら最初から気合入れろヨ!)

脳内BGM ”新しい君が好き” byニューキッズオネェザブロック

http://www.youtube.com/watch?v=jK3SBCEapN4

↑クチパクだけど、カッコイイのだ!

 

よ~し!気合が入った所で、立ちあがって作業開始!

脳内BGM♪”いすゞのトラック”  「どこまでも走れ、いすゞのトラック~」

http://www.youtube.com/watch?v=tmx1Qr1qDpE

(心に響く・・・良い詩なのだ。好きだわ~)

そんな事で・・・(どんなことで?)

本来の仕事話にやっと突入~!

オーバーホールするぜ~!うおありゃ~~~

BB部のベアリングです。錆びてますね。触ってみると・・・「♪・ゴリゴリ・・」だ・・・。

外してみると、やっぱりね~。♪ゴリゴリで、♪ゴキゴキだ。

これは”BB30”という規格のものです

剛性が上がり~・・・と、”数字上での性能”は良いのだろうけれど

構造的に、どうしても水が入るのだ。※(私はそう思うが、メーカーは絶対に認めない)

ロードバイクには良いだろうけど、MTBはどうなんだ??洗車機は使っちゃ駄目だな。

でも、まあ、そんな事はどうでも良い。(良いのか?)

ダメになったら、交換すれば良い。「それだけだろ ぬあ」(なぁ。←松山千春風)

金額も大した事無いし、安いものだから、2年に一度は変えちゃいましょう!

そうしましょう~っという事で、ハイ!これは数分で解決!(^_-)-☆

後変速機(Rディレーラ)を固定する部品=”リプレースハンガー”がグラグラです。

あれれ~?ネジが一つありませんよ~。走行中に外れてしまったのかな??

あらら、DISCブレーキのピストンも異常が発見!左側が全く動きません・・・。

パッドが内側のみ変な減り方をしていたので、想像はしていましたが、う~んやっぱりね。

このトラブルというか、症状は、DISCブレーキの構造的、出てしまうものです。

出ない場合もあるけど、・・・まず出ます。そんなもんです。

症状に気が付いたら(出たら)、直せば良いのです。(また、簡単に言うんだから~)

そんな事で、やっぱり定期的なメンテナンスは必要なんです。

見た目は良くても、やっぱりダメ。・・・不安を感じたら、ショップへGO!

お客様は、メンテの”必要性を知っていれば良い”のです。それだけです。

(皆様はライダー。私はメカニック。上手くバランスが取れてるじゃん)

 

この時期、寒いですから、実際には乗る事は少ないのかな?と思います。

早めに、愛機のオーバーホールをして、春に備えましょう~!

 

タカヤマサイクル”情熱のオーバーホール” 随時受付中。

内容:完全バラし、洗浄、グリースアップ、ワイヤー交換。※(消耗品代金別途)

作業内容は、個々に相談させていただきます。お気軽にお尋ね下さいませ。

メンテナンス DTハブ

”DT・SWISS”というブランドのハブ(後回転部)です。

軽くて、シンプルで、凄く良いんだよね~。高級品だ。

で・も・ね・・・。

 やっぱり、メンテナンスが必要です!  時々・・・というか、

頻繁に分解して、グリースアップをする事で、

DT・SWISSの性能は保たれます。

半年以上何もせずに使っているユーザーの皆さん。

急いでショップに持ち込みましょう~。

 構造的には簡単で、このギザギザの中に、

この2枚の部品が入っているだけです・・・

表面のギザギザ形状が、このように噛み合う事で、駆動力を伝えるのだ。

ペダルを止めたり、逆回転すると、噛み合わせが外れるので、

フリー音の「カチカチ♪」と音が出ます。(解るかな?)

その為に、この隙間に”グリース”を塗る事が凄く大事なのですね~。

 

その部品を内側と、外側の両側から、

2本のスプリングで押しているだけという、実にシンプルなものだ。

 (構造の話はここれ終了~)

さて、

”車輪の回転部”と言っても、後ハブには2種類の仕事があります。

1、軸の回転。速度や軽さに影響する場所。

2、フリーボディ(カチカチ♪音のする所) ペダルを止めても自然に回る場所。

※(今回は、この2の場所を、お話ししております。)

カンパニョーロでも、シマノでも、マビックでも、全て同じ!

上級機種になればなるほど、この部分のメンテナンスが必要です。

自分のホイールが、どんな構造になっているのか興味のある方は、

ぜひ、購入店で相談してみて下さい。 ※(購入店である事が大事!)

全国の専門店は、高い知識とスキルを持っていますので、

優しく教えてくれるでしょうし、その方法(メンテのタイミング)を伝えてくれます。

行きつけのショップやメカニックに早速相談だ!

 

ここで、大事なのは・・・

過去にも、何度も何度も言っておりますが、

趣味性の高いものを購入するという事は、

そのような”アフターケア&サービス”も一緒に買うという事です。

いつでも修理やメンテが依頼できる・・・相談できる・・・がセットだという事。

それが、時に有料である場合もあるし、無料である場合もあるし、

ショップとお客様のお付き合いにより、変わる場合もある・・・。

専門店には専門店の考え方もあるし、良くも悪くもプライドもある。

商品を選ぶ時、購入する時、メンテナンスをする時、依頼をする時には、

お店選びも慎重になりたいものです。

 

皆様の自転車のある生活を応援します。

愛の自転車伝道師 タカヤマサイクル店長:高山真