ああ~もう!

最近・・・疲れが抜けません。指のケンショーエンも治りません。

脚の筋肉は・・・うぅ~無くなりました・・・。どうしよう。(>_<)

などと、どーでもいい愚痴から、入るのであった。

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旧い自転車のオーバーホール中の珍事です。

ハブ(車軸の部品)分解してみると、粉がポロポロと出てきました。

すごい細かい粉です。

これは、”サンドブラスト”した時に侵入したものでしょうか?

(サンドブラスト=砂のような細かい粉を吹きつけ、サビなどを取る事)

ユーザー様はサビを取る為に(磨く為に?)これをやったのでしょうけど、

自転車全部に、この粉が付いていて、大変な状態でした。

同じような事(似たような事)で言えば、洗車時も注意しましょう!

高圧洗浄は、回転部などに、水が侵入し易いです。

皆様、気を付けましょうね。

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旧いといえば、古くなったブレーキオイルです。(オイルが透明だ)

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交換後です。色が全く違いますね~。(写真はシマノのミネラルオイル)

交換する事で、どのくらいの性能が変わるのか?

そりゃあ~もう、最高にブレーキタッチが良くなった気分がしますよ~!

(気持ちの問題だけかな?  そんな事はない。性能もアップしたはずだ!)

オイルの種類(フルード)により、交換時期は異なりますが、

2~3年に一度は換えたいものですね。

 

更新が遅れ遅れで、申し訳ございません。((+_+))

新製品やお薦め品も、沢山ありますので、追って情報提供をして参ります。

そうそう、

タイトルの「ああ~もう!」ですが、

ブログの更新が遅れ遅れになっている状態を言っています。

全ては私の能力不足なのですけど・・・ごめんなさい。

よろしくお願い致します。

 

大好評~!情熱のオーバーホール。お陰さまで「満員御礼」です。

作業待ちの台数が増えている状態ですが、

お約束に日までには必ず仕上げます!大丈夫。お任せ下さい。(^。^)y-

また、他店で断られたり、期日までに仕上げて欲しいなど、お困りの時は、

ぜひ、お声をかけて下さい。随時受付中~!

「全てはお客様の為に!」の誠心で、作業しております。

どうぞ、ご利用下さいませ。  店長 <m(__)m>

相性

 

「ブレーキの効きが悪いのですが・・・」と相談を受けた。

なんでも、

「きちんと動くけど、止まらないらしい・・・」のだ???

購入店(窓口)で相談したけど、解らない?・・・という事で、

当店に持ち込まれた訳です。

そんな事で、早速点検・・・。「ほぉ~ほぉ~」 診断結果(結論)は、

「部品の相性が悪くて、本来の性能が出せていない。」

そ・れ・だ・け である。(・・・それだけって、また簡単に言うんだから~)

 

こんな事(話)をすると、

「はあ~?相性。何ですか、それは?」と思う方が多いのではないでしょうか。

そもそも、

自転車メーカーが作った物が、

「そんな相性の悪い部品を選んで使っているなんて、普通は考えられないよっ!」

・・・そうですよね。考えられませんよね。ふつーは・・・。だって、

ブレーキ(レバー)は、握れば止まるのが”普通”です。

でも、止まらない=効かない物が、残念ながら、たくさん出回っています。

購入窓口により、”お粗末な物”を入手してしまう事もあるのでお気をつけ下さい。

 

「ブレーキ」は、

①レバー②ワイヤー③本体(車輪を止める装置)の3つの部品で出来ています。

この3つのうち、

1つでも不具合があれば、

本来の制動力は、発揮されません。

また、上記(今回)のように、

部品の組み合わせ(相性)が悪くても、ダメなのです。(ここ大事!)

 

 (解説しましょう。)

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ノギスで計っている距離(長さ)に注目!

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上の写真2枚を比べると、その距離(長さ)の違いが解ります。

同じ力でレバーを握っても、ワイヤーを引く量とパワーが異なるため、

車輪を止める装置には、力が伝わらず、結果は”効かない”という訳なのだ。

(逆の場合は効き過ぎて、危険を伴う場合もある。これは、要注意!)

そんな事で、

今回のブレーキが効かない原因は、このレバー部の相性の悪さ”が引き起こしたものでした。

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またユーザー様自身で、カスタムしたり、修理(交換)をしたりする事もあるでしょう。

情報が飛び交う時代とはいえ、なかなか、

部品の「相性」や「適合性」を理解している人は少ないはずです。

ご自身で作業される場合は、ご注意下さい。

 

いえいえ、けっして”DIY”を否定している訳ではありません。

自ら工具を持ち作業をする事は、純粋に楽しいです。!(^^)!

どんどん修復されたり、変化していく過程は嬉しいですからね。

愛車に情熱を注ぐ。その自身の作業が、ステキな時間に変われば、それが最高だ。

愉しく(楽しく)やって行きましょう~。

 

時には、修理しているはずが、結果的には壊してしまう事もあるでしょう~。

時には、解らなくなって、元に戻せなくなる事もあるでしょう~。

「・・・問題無いね!うん・・・全く問題ない。」

誰だって(プロだって)、ネジの5つや6つ壊した事があるだろうし、

そうやって、覚えて行くものですよ。(^J^)

もしも困ったら、あなたのメカニック(購入店)へ持ち込めば良いのだっ!

どんどんやってみようぜ! (^_-)-☆

※(作業には、知識は必要です。安易に触る事を推奨している訳ではありません)

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朝が、明るさを取り戻して来ました。春を感じますね。(ちょっぴりだけど)

さあ!今日も元気に、はりきって参りましょう!

春に向かって・2

長野県は、まだ春遠いと感じる毎日ですが、確実に”その時”はやって来ます。

 

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雪や曇りの朝は、空を見上げても、気が滅入る事が多いですが

晴れた朝の空を見ると、春の気配を垣間見る事が出来ます。一緒に”元気”も出てきます。

暖かい春・・・待ち遠しいですね。

そろそろ準備を始めて参りましょう~!

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春に向かっての準備、それは、”マシンの整備”から!

オーバーホールをして、リフレッシュ!

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節部の蓋を外すと・・・「あちゃちゃ~」 粉が噴いてますよ・・・(何だろう。これ?)

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反対側の蓋を外すと、シールも一緒に落ちました・・。(普通は、取れません)

あれれ??? ベアリング(球)が1個少ない(無い)ですよお。どーしたんだ?

「いいんです!だから、メンテナンスをするんです!」

”不具合発見” ~ ”修復完了” ~ ”完璧になったバイク” ~ 野山へGOー!

ライダーは走る事を全力で楽しめば良いのだ。

 

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「うおりゃあ~~~!、次、行ってみよう~!」 (ただ叫ぶ店長でした)

 

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ヘッド部分(ハンドルの下)は、本当に錆びている人が多い・・・。

MTBの場合、土も同時に侵入している事もある。

やはり、定期的なメンテナンスは必要ですなあ~。

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BBは、「♪ゴリ・ゴリ・・・」 ベアリングは錆びて、回りません・・・要交換だ。

 

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またまた、自転車が変わって~~~ロードバイクのオーバーホールです。

BB部品を外した時に感じた違和感・・・。(隙間がハッキリ見える現象だ)

いつものように、”フェイシング作”業で平行(精度)を出す。

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ビュンビュン削って~~確認して~~それを繰り返す事数回。

写真(作業途中です。) 解りますか?良く見て下さい。左部には塗装が残っていますよ。

実はこれ、2mm以上削ったところです。それでもまだ塗装が残るって・・・。

そこで、またまた作業を繰り返すのであった・・・。(地味な作業でモンモンモン)

まあ、良い!ここで完璧になった訳だから、・・・それでいい。

さて、

今回の作業で、左右で合計3mmほど削りました。

その結果、シェル幅は短くなってしまったのだ。(あ~あ、どーするの?)

この作業は、”何でも削れば良い”という訳ではありません。

当然、削り過ぎれば、問題も発生します・・・。

その為、メカニックは慎重に削る訳です。

この自転車、カタログ上は”68シェル幅”のでしたが、

実車(実寸)では70mm以上在りました。だからこそガンガン削れた訳ですね。

その辺りの細かいところは、メカニック(作業者)により判断が異なるし、

平行出しは大切だが、削る事を良し(善し)としない場合もある。

私も判断に悩む事も多々あります・・・。

その時は、その時に行う必殺技もあるので、ご安心ください。

この辺りの事、不安をお持ちの皆様は、購入店にて相談してみてはいかがだろうか?

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サスペンションの点検も、やっぱり大事。

旧型になると、やはり、修理不可能という事もある・・・。

使い続けたいお気持ちは、良~く解るが、ユーザー様にその旨をお伝えする事も、

販売店の仕事です・・・。

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毎度毎度、同じ事を言っておりますが、

私は”メカニック”。ユーザー様は”ライダー”。

不具合を発見し、修復する。

自転車(機械)の持つ能力を、最大に引き出す。それが私(メカニック)。

そして、

”安全で快適な自転車”で、純粋に走る事だけを楽しむ。それが皆さん。

お困りの事がございましたら、ご相談下さいませ。

 

春に向かって、準備をして参りましょう。

タカヤマサイクルの、情熱のオーバーホール。

随時、受け付け中です。ぜひ、ご利用下さいませ。

 

レストア

今回は、かなり旧い自転車の修理です。

単なるオーバーホールでは無く、これはもう、”レストア”の域です・・・。

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(オーバーホールもレストアも基本は一緒。とにかくバラす事から始めます。)

 

・・・この自転車って、約40年前に作られた事になるんだよな~。

40年という歳月・・・どんな景色と、どんな物語があったのだろうか。

ご主人様と、共に過ごしてきた”相棒”なわけだね。(竹馬の友かな?)

そっかー。良い関係じゃん。・・・羨ましいぜ!

だったら、

オレに出来る事は(店長のやる事は)、完璧に作り上げるだけだ。

そして二人の想いを、しっかり繋げてあげましょう~♪

という事で、

( バラして、切って、削って、洗浄して・・・店長は全力で戦うのだった・・。)

 

「きちんと直してくれよ!俺はこれから、もっと相棒と走りたいんだからさっ!」

作業中、ずっとこんなメッセージが、自転車から伝わって来たのでした・・・。

 

「任せておけって!Don’t worry. 心配するなよ!」by店長

 

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とは言うものの、簡単には進まないのが、”レストア”という仕事。

・ピラーは固着し、動かない、取れない・・・。

・ネジ山・・・ダメ。錆びたネジが途中で折れ、棒頭内部に残り、頭を抱える・・・。

・サビ、多し・・・アチャチャ。擦って擦ってモンモンモン・・・・。

・ホイールのニップル・・・回りません。どーしましょう・・・?

そんな事で、必殺技とアイデアを捻り出し、惜しみなく投入~!!

「うおりゃあ~~~!」 (ただ叫ぶ・・・(-_-;))

 

フレームの歪みや、狂いを修正し、ベアリング類も全て取り替え・・・。

メカに使われている「スプリング」は加工し修復・・・。

分解、洗浄、調整に、かなりの時間と気持ちを注入してしまう店長でした。

(いつもの事だろっ!)

※(途中写真、全く無いです。ごめんなさい)

 

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この自転車は、昔のマニアックな部品が「どどどどど~~~~」と付いていて、

好きな人が見たら「よだれが出ちゃう」かな。

 

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 そんなこんなで、約2週間かけて、やっと完成~!(^。^)y-

完璧にリフレッシュ出来ました。

旧くたって、まだまだ使えます!ガンガン乗って良い景色を見て下さいね。

そして、もっともっと濃い思い出を、沢山作って下さい。

 

さてさて、

”レストア”という作業は、お客様の希望と、予算に合わせて行うものである。

「何をもって、”完璧”とするのか?」を判断するのかは、依頼主との話し合いで決まる。

予算があれば(高額であれば)、より新車時に近づくだろうし、

誰が見ても「うわあ~きれいだなあ~」というものに、変身させる事が出来る。

ただ、限られた予算の中で、出来る事をするのが、”タカヤマサイクルの仕事”である。

 

「2週間もかけて作業した割には、見た目が美しくない・・・」と思うかもしれないが、

ユーザー様の依頼は部品交換では無いので、そのまま使うしかないのである。

というか、「そのままに見える」かもしれないが、

レストア後の性能は、爆発的に良くなっているのだ・・・。

耐久性も、使用感もまったく問題無い。いや、新品時以上だと自負している。

ユーザーが乗れば、数メートル走行しただけで、違いが解るはず!

 

”きれいにする事 = 再塗装や新品パーツに交換する事” が、

もっとも簡単で効率的にも良いし、

今時のパーツに対応した”アップデート”やカスタムこそが、賢いやり方であると思う。

しかし、お客様の望んでいる事は、リフレッシュする事である。

キズも、凹みも、今まで使って(乗って)来た証であり、思い出でもある。

それを無駄に、交換する必要は無いのだ。

・・・こんな事を言うと、

ただの「美しい話」や、「感動的な作り話」に聞こえてしまうかもしれないが、

”旧い自転車の修理”には、必ずこれが付きものである。

「買い替えたいんじゃないっ。直したいんだっ!」

この気持ち、私は大切にしたいと考えてます。

 

タカヤマサイクル得意の、”オーバーホール”や”複雑な修理・改造”

分解、洗浄・・・穴を開けて、切って繋いで・・・

実に効率の悪い 仕事である事は解っているが、

望まれているならば、それに応えたいと思っています。

 

 

思い出のある自転車の修理”って、正直なところ、見積もりが難しいです・・・。

「こんなもんかな?この程度かな?」で、納得していただき、作業を始めてみたけど、

結果的には、それ以上の内容になってしまう事ばかりです。

これは「見積もりが下手」という単純な理由ですが、

私が「やります。出来ます。」と言った以上、その責任は大きいのです。

だから、見積もり内の金額で仕上げる事が必要になります。

こんなやり方では、商売上、まったく割に合いません。ただの損です。

でも、中途半端で終わりにして、

「金額内でやめました。はい、どうぞ、持って帰って下さい。」なんて事は、

私は出来ないし、許せないし、やりたくない”仕事”です。

 

タカヤマサイクルは、イケている店ではありませんし、ナウい感じもありません。

(ナウい!? どれだけ旧いんでしょう・・・(-_-;)

上辺面(うわっつら)の、きれいな活字の情報や、過剰な宣伝文句には、

素直になれない、頑固な店(個人)だと思います。 (ここがダメなんだ。)

 

ただ、

「望まれたら、応えたい・・・。」

それだけがエネルギーですし、

それが喜びで、一生懸命、仕事をさせていただいております。

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お困りの事がございましたら、ご相談下さいませ。

 

”愛の自転車伝道師” タカヤマサイクル店長:高山真

 

メンテナンスの”必要性”

毎回毎回、お伝えしております、メンテナンス&オーバーホールの必要性・・・。

バラしてみないと、どこが悪いのか解らない。

外から見た感じ、手で回した感じ・・・それだけでは解らない事が多々あるのだ。

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最も代表的な所として、ホイールの回転部だ。(写真はマビックのホイール。)

ベアリングは 「♪ゴリゴリ」 シャフトは錆びてますね~。

これでは高性能が発揮されません。内部清掃とベアリング交換が必要です。

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こちらは、シマノのMTBホイール。

外から見ると、「使用しているなあ~」っていう程度の感じは受けるが、

それほど傷んでいるようには見えない。

しかし、回転部は、「♪ゴリッ・ゴリッ」とします。(ヤバいかな?)

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シャフトを抜いてみると~~ 「おおおおお・・・・」

 

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グリースが液体化して、嫌な色に変色してますね。

 

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「・・・・・・。」(>_<)

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良く見ると、ベアリング(球)の当る場所が、削れていますね。

これは交換しなくてはいけません。ベアリングも当然交換です。

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仕上げに歪みを修正し、完了します。

 

皆さん、日頃から手入れが良いので、車体は、ピカピカにしている方が多いです。

ただ、開けて(バラして)みると、ひどい状態になっている事があります。

”DURA・ACE”だから、”XTR”だから、長く使っても大丈夫!と

思っている人、多いんじゃないかな?

趣味製の高いものを所有する以上、その最高性能を出してこそ、価値が在ります!

最高性能は、一瞬です・・・。その煌めきを、長く味わいたいから、構うんです。

回転部は、メカニックの腕により、性能が大きく左右し、全く違うものになる。

あなたも、普段から出入りしているショップで、相談してみてはいかがだろうか?

 

もっとも寒く、OFFシーズンの今、この時期が、

メンテナンスには一番良いタイミングです。

ぜひ、タカヤマサイクルの”情熱のオーバーホール”を、ご依頼下さい。

完璧に仕上げますっ!(^_-)-☆