こんな状態です…

今回も、修理の話です。

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マウンテンバイクのハンドル部分。

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キャップのネジを取ると・・・粉っぽいぞ。♪ジャリ・ジャリ・・・

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「・・・・。」

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白いモノ見えますね・・・。塩です。

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汗(塩)により、腐食したアルミステム・・・。

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「・・・・・。」

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分解して行くと~「んっ?なんだこれ? んっ?んっ? 飛び出して来たぞ~???」

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フォークを引き抜くと、「おお~サビサビだぜ~」

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「・・・・。」

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ベアリングは、ボロッボロですなあ~。

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ここは、BB部分(ボトムブラケット)内部に水が溜まってますね~。

 

「・・・・。」

 

こーいう事です。

定期的な整備が大切なのです。

 

良いじゃないですか!ここまで乗りこんだのなら、本望だ。

この自転車は、「マジに乗っている」という証だ。

ベアリングだって、何だって、「使ってもらってアリガトウ!」と言っているぞ。

メカニックの私には、そう聞こえるのだ。

 

ライダー:「今年もいっぱい走ったなあ~

自転車 :『ふう~。ああ、走った。とことん酷使してくれたよな。

ライダー:「有難うな。感謝してるよ。ドッグに入って、少し休養してくれ!

自転車 :『あぁ、そうさせてもらうよ。完璧になったら、またガンガン攻めようぜ。

整備士 :(任せとけ!、君たちの夢は、俺が見させてやるからなっ。)

自転車 :『頼むぜ。俺はまだ、あいつと一緒に居たいんだから…。

整備士 :(くぅ~。妬けるぜ・・・

 

 

この季節です。

12月も半ばになりました。

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ラジオ♪からは、軽快なクリスマスソング♪が聞こえてきますね。

歌として、個人的に大好きなのは、杉山清貴 さんの”最後のHoly Night” です。

何度聞いても、素晴らしい。いい歌だなあ~ しみじみしちゃいます。

 

さて、(いきなり話を進めます・・・)

冬はメンテナンスの季節です。寒くなった今、自転車に乗らなくなった今、

徹底的に奇麗にして、来シーズンに備えましょう!

 

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一年間乗った自転車は、しっかり汚れています。

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いっぱい乗ったから、汗まみれになった自転車・・・。

ハンドル回りは塩分で錆びて、塩が残ってます。「おみごと!」

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細かい部品も錆びているものです・・・。

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 回転部です。”フリーボディ”と言われている場所。

ツメの色が変わっているのが解りますか? 摩擦により焼けて、色が変わっています。

※(グリースが無くなっていた…という事です。(>_<)

この自転車(ハブ)は購入依頼メンナンスをしていなかったと思われます・・・。

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フルーボディ内部のベアリングも、「ッガリ、ッガリ・・・。」

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大丈夫!任せて下さい。

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ここのベアリングも錆びてますね~。大丈夫。ちゃちゃっと交換しちゃいましょう。

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おお・・・、ワイヤーが剥き出しになってます・・・。まあ、こういう事もあるね。

 

いいんです。全く問題ありません。

 

だから、整備をするのです。

お客様はライダー。乗るだけでいいんです。ガンガン行って下さい!

私は、メカニック。自転車の持つ能力を最大に引き出します。

そして、安全と安心を提供します。

 

不安を感じた時、困った時、そんな時に、当店を思い出して下されば幸いです。

 

タカヤマサイクルに、お任せ下さい。 !(^^)

 

愛の自転車伝道師 タカヤマサイクル店長:高山真

 

テクニックを伝授

カンパニョーロのブレーキシュー(ゴム)の交換の話です。

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少し前の(旧型)タイプは、交換が大変ですね。

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ホルダーに入っているだけの簡単な構造・・・だが、なかなか外せないんだよね。

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まず、バイスプライヤーで掴んで・・・

さらに、ドライヤーで30秒ほど温めます。ゴムを柔らかくします。(写真なし)

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コジると(ひねると)隙間が出来ます。

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ここに、ドライバーを差し込み・・・グイッと押し込めば~

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シュワッと外れていきます。そのままプライヤーで引っ張れば~

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はい!外れました~。

そして、ホルダー内を奇麗にしてから、新しいブレーキゴムを付けます。

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滑り易いように、石鹸水やパーツクリーナーを少量だけ付けると、ラクです。

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床に押し付けるようにして、グイッと一気に押し込みます。

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これで、完成です!

 

いかがでしょうか?参考に下さいませ。

 

ブレーキという箇所。素人が手を出して良い場所ではありません。

くれぐれもご自身のスキルと相談して、作業を試みてください。

 

 

オーバーホールが大切

 

寒くなりましたね。ラジオからは、♪クリスマスソングがばんばん流れるシーズンです。

X・masソングと言えば、ワムでしょう~。…って、毎年~言ってますね (^_^;)

路面も凍結が心配されるから、自転車乗りには不向きになって来ました。

そこで、シーズンOFFになった今、愛機のオーバーホールをしましょう!

 

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一年しっかり乗った自転車は、あちこち不具合が出ているものです。

ハンドルを引き抜こうとしたら、あらら~抜けません。

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必殺技で、抜くことに成功! (これだけで30分の格闘)

このヘッド周り(前部分)のサビの原因は、”汗”です。

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フレームの一部も錆びてます。アチャチャ~(>_<)

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下ワンを外して、サビ取りをします。ブラシだけでは落ちないから”やすり”も使います。

↑(この使い古しが、良いのだ。これがノウハウだ。なんちゃってね)

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奇麗に処理して、ペイントして、ワンを付ければ、「はい!」復活です! !(^^)!

サビは、一生懸命乗った証。気にしないっ! どーって事は無い。

こんな小さな問題は、タカヤマの店長に任せておけ。ど~ンと来い!

 

さてさて、

毎度毎度、同じ事を言っておりますが、(以前も、お話しましたが、)

時々、お客様が、気を利かして「洗ったり、きれいに磨いて・・・」などしてから

お持ち込みいただく事がありますが、自転車は汚れたままで構いません。

私はぜんぜん、気にしませんし、そういうものだと思ってます。

汚れたバイクを持ち込み、数日後には、奇麗になってリフレッシュされている

これが、”有料のメンテナンス”本来の目的であり、意味だと思います。

全国の、ショップによっては、

”奇麗にしてから持ち込むのがマナーである”…というケースもあると聞きますが、

タカヤマサイクルでは、全く問題ありません。(^_-)-☆

皆様、深く考えず、気楽にお持ち込み下さいませ。

 

店長の、情熱のオーバーホール 随時受付中~!

ご依頼、お待ちしております。

 

作業内容:完全バラし、洗浄、ケーブル交換、サビ取り、グリースアップ

基本料金:25000円+消費税

お預かり日数:約1~2週間

 

違いはどこに?

 

これ(写真)はロードレーサーのブレーキです。ではここで意地悪な問題です。

この2枚の写真を見て、違い(ちがい)はどこにあるでしょうか?

まず、NO1

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続いて、NO2

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解りますか?・・・もう一度、良~く見て下さい。(^_^;)   後半へ続く。

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店内の装飾は、クリスマスバージョンになりました。

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(後半)

さて、先程の2枚の写真、何が違うのか・・・。

その答えは、「バネの強さ」でしたあ~。って、見ただけじゃ解らないよ (>_<)

上の写真は、ノーマル状態。 下の写真は、弱めた状態。

本当に、見ただけでは、全く解りませんよね~

このような一見では判らない地味な調整が、とても大切で、必要なのです。

 

自転車、もしくはコンポ(パーツ)というものは、

メーカーの出荷段階では、完璧な”部品”として組み込まれてはいるし、

そのまま販売しても(取り付けても)使用上、全く問題は無い。

今回のような、ブレーキという部品もそうだ。普通には効く。

しかし、握力の弱い小さな手で、ブレーキを握った時、きちんと効くのか?

理論的(機械的)には、ブレーキレバーとの相性は良く、作動もするし効くのだが、

その人(ユーザー)に合っているのか?と言えば、

「う~ん、どーでしょうか・・・??」と濁らせて答える事になる。

だから、全国の高度なメカニック達は、手間を惜しまず、分解し、

バネの強さを、弱める(調整する)ことで、操作性能を上げるチューンをしているのだ。

私も、その一人です。(^_-)-☆

当店の自転車、スポーツ車も一般車も然り、

特に子供車には全て、このチューンナップが施されている!

だから、カタログに掲載されている、吊るしの物とは大きく異なり、

すご~く扱い易くなっている訳だ。

皆様、ご安心くださいませ。

 

さて、

メーカーが、これで良いと言って販売しているのに、そこまでやる必要はあるのか?

 

「当然です!専門店ですから!」

そして、

 

タカヤマで購入するメリットは、

ここにありますっ!」

 

部品の集合体である自転車、その最大の能力を引き出すのが、タカヤマチューン!

カンパニョーロだろうが、シマノだろうが、乗り手に合わせることが凄く大事!

http://www.takayamacycle.com/?p=393  ←過去の記事より

 

何件かの自転車屋さんを回って、最終的に「タカヤマサイクルでの購入を決めた!」

そのようなお客様のご期待に応えらる為に、全力でやります!

新車の販売も、修理も、オーバーホールも、それはもう”ギンギラギン”ですよ。

脳内BGM♪ byマッチ

 

寒くなりましたね。

お風邪などひかないように、お仕事や勉強をして下さい。

素晴らしい12月をお過ごしください。