緊急修理。OKです!

学生さんの、毎日使う自転車が壊れた。(>_<) どーする?

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後のホイールが、グニャリと曲がって「オーマイガ~」

大丈夫、問題無い。タカヤマサイクルが、即行で対応します。

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まず、分解して~

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さらに、分解して~

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スポーク(串)を磨いて~ 曲がりも同時に点検します。

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新しいホイール(リム)を~

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 ♪ちゃちゃっと組み立てて~

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車体に組み付けて~。はい、終了~!

その他、各部点検と調整をして、修理完了です。(^_-)-☆

 

どんなに忙しくても、タカヤマサイクルでは、翌日にはお渡し可能です。

ぜひ、ご利用下さいませ。

 

”街の自転車屋”の仕事と使命は、困った時にこそ、役に立つこと。

ましてや、自分の店で販売した自転車であるならば、徹底的に、素早く、確実に仕上げる。

田舎の、小さな店=タカヤマサイクルの武器と魅力は”スピード”

だらだらと、修理期間をいただく事はしません。

すぐに、自転車が使える生活に戻れるように、施します。

 

お困りの事がございましたら、ぜひお声をかけて下さいませ。

ご利用、お待ちしております。

 

タカヤマサイクル 店長:高山真

 

 

「OH~]

「お~・・・」。Oh~です。

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「・・・・。」

 

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かなりの”年式”ですね~。

ユーザー様は、買い替えたいのではなく、「修復し、直して、乗りたい」のです。

どうする?

「・・・もちろん、やりましょう!」

タカヤマサイクルが出来る事は、惜しみなくやらせていただきます。

レストアの仕事とは、”時間との対話”

地味に、地味に、作業とアイデアに時間を費やす事・・・。これだけです。

効率・・・? 「最悪ですよ。」 でも、いいんです。(^_-)-☆

これが、タカヤマサイクルです。

 

お困りの事がございましたら、声をかけて下さい。

 

 

 

 

ほんの少しの事

ブレーキレバーの位置。これが少し違うだけで、操作性能が大きく変わります。

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ドロップハンドルに、ブレーキレバー(STI)が付いています。

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この位置が、最も高い状態でセッティングされてますね・・・

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上から見ると、こんな感じ・・・。テープをはがしてみます。

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こうなってます・・・。

この取り付け型というか、セッティングは、「絶対に悪い」という訳ではありませんが、

私ならば、違う取り付け方をします。

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もう少しだけ、上に付けます。

IMG_3137こうなる訳ですね~

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テープを巻くと、こんな感じになります。

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上部が平らになって、握り易く、また操作がし易くなるのだ。

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下部を持っても、バッチリ指が届きます。

この自転車には、アナトミックハンドルが付いているのですから、

その特性上、下部の握りを犠牲にしてはいけません。

部品に見合った取り付けが正しいと、私は思います・・・。

 

レバーの位置を上げた事で、ブラケットの位置も近くなります。

(実寸で約1.5センチほど、短くなりました。)

 

自転車は、組み立てる人により、その性能は大きく変わります。

全国にある「こだわりのメカニックがいるショップ」というのは、

高い安いだけの話ではないという事です・・・。

 

当店=タカヤマサイクルも、そうです。

100万円の自転車と、10万円の自転車と、その性能が同じである訳はありません。

でも「その自転車の能力を最大に引き出す!」という事においては、

まったく同じスキルで、作業をしています。ご安心下さいませ。

 

「どーせ、安い自転車だからさぁ~・・・」

ちがいます。

「だったら、こうしてみましょう。みせましょう!」

 

少しが集まれば、沢山になる・・・。

 

ほんの少しの事。これが基本です。

 

 

特殊車

仕事で使う、自転車・・・。

緊急時には、対応しなくてはいけません。

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一秒でも早く、修理を完了し、”配達可能状態”にしなくてはなりません。

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よし!終了~。ついでに、他の箇所も点検を~ 「・・・・?」

おやおや・・・、スポークが3本も折れていましたよ。交換しなくちゃ。

こ・れ・が、簡単には行かず、車輪を全部外して~ブレーキも外して~・・・

あ~あ~、太さも、長さも、特殊ですし、も~も~も~ (-_-メ)

”仕事仕様車”なのだから、もっとシンプルに、もっと丈夫に作ってあれば良いのにさぁ~

などと、愚痴をこぼしながら、黙々と作業を続けるのだが、

時間ばかりが経過し、焦ってしまうのでした・・・。

 

自転車は、様々なものがある。私達ショップは当然それらに、対応しなくてはならない。

作業に時間をかけて良いのであれば、さほど問題は無い。

しかし、それが不可能であり、

また極力、短時間に直す方法を採らなければいけない場合、

経験とアイデアを生かし、ベストな状況を作り上げるのだ。

 

趣味車、スポーツ用自転車のトラブルは、想像内(想定内)であるが、

”一般車”や”仕事専用車”の場合は、「臨機応変に対応」する事が大切なのです。

 

そう考えると、「昔の自転車屋さん」って、凄いね。

何でも直していたものね。物が無い時代だから、

完璧がどうかは「・・・?」だったが、

きちんと動くようにしていたのだから、尊敬に価(あたい)する。

間違いなく、「日本の技術者」であり、「職人」であったのだろう。

 

インターネットで情報は手に入る。これは間違いない。

質問すれば、返って来る。不安も、消える・・・。

しかし、本当に困った時には(壊れた時には)、スマホではネジは回らない。

仮に、スパナやレンチ(工具)が目の前にあっても、絶対に直らない。

インターネットの情報が、自分の知識だと思い込んでいる人が多いのは

実に残念だと思う・・・。

錆びて固くなったネジを回すのは、間違いなく「人」なのだ。

 

日本の職人さん・・・

板前さん、鮨屋さん、大工さん、電気工事屋さん、自動車屋さん・・etc

全ての職人さんは、手に職を持っています。手が道具なんです。

そして、職に一生懸命だと、心も考え方も研ぎ澄まされて来ます。

もちろん、「偏った知識」になる事は多々ありますが、仕事人は

自分の為と、誰かの為になる事を、いつも意識しています・・・。

表に出ないし、派手に目立つ事も無い。実に地味で、陰にいる感じです。

でも、職に生きるステキな人達です。

 

先人達が目指した、職人の喜び、根性、情熱、魂・・・。

私も、もう一度、考えてみたいと思います。

 

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マジと度胸と・・・

新年を迎えたら・・・、そうです。オーバーホールです!

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回転部(フリーボディ内部)・・・↑ カラッカラに乾いてますね~

「・・・。」グリースは、どこへ行ってしまったのでしょう。

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旧車のBB部分です。外からの見た目はいいけど・・・

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分解すれば、「おお~・・・」

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「おおお~・・・」

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「おおおお~・・・」

 

でも「大丈夫 >^_^<

 

深く考えなくていいし、どーってことないぞ。こんな事、ふつーです。

「機械(マシン)の事は、任せとけっ!知識と知恵で、解決させるぞ~!」

と、今日も熱くなる店長です・・・。 (^<^)

♪脳内BGM 燃える想い 

https://www.youtube.com/watch?v=ANSneinUrjw

 

さて、(ここから本題です。ちょっと重いお話しです・・・)

オーバーホールという仕事は、完璧に整備し、仕上げる事でもあるが、

同時に、不具合を見つけ出している事でもある。(と思っています)

外部からの点検では判断出来ない事も、分解したからこそ判る場合が多い。

その際には、「どうすべきなのか?」を考える・・・。

不具合がある以上、修復したり、交換したり、

機械として完璧にするのが良いのだが、時により、ユーザー様との相談の上、

直さず、適当な対策のみで、元に戻す場合もある・・

もちろん、

「直さなければ、オーバーホールをする意味は無い」のは承知の上だが、

様々な都合により、ここは触れずに「蓋(ふた)をする」しかない場合もあるのです・・・。

 

特に、サスペンションの修理は、ここにぶち当たるケースが多い。

部品供給がされない、旧型のモノを、完璧に仕上げるなど不可能なのです。

”何とか、カタチにする事”は可能だが、

”元通りの性能”にする事は、出来ません・・・。

「タカヤマの技術力が低いのでは?」・・・さあ…どうでしょうか?

 

修理をしたい、皆様のお気持ちは、良く解ります。

だからこそ、なんとかお手伝いをしておりますが、

どんどん複雑化し、さらにパーツも無く、情報も無いモノを触り続ける事は、

お互いに「マイナス」でしかなくなります。

その時には、上記のような事に「蓋(ふた)をする」事になります・・・。

 

修理なのか、買い替えを薦めるべきなのか、判断が出来ない時があります。

いや、「判断が出来ない・・・」というハッキリとした答えがある以上、

買い替えを薦めるのが、正しいのでしょう・・・。

”仕事を受けた責任”と言って、”大義名分”のもとにカッコイイ姿を装い、

その場やその時を誤魔化すことは簡単です。そのテクニックは私にもあります。

でも、私=タカヤマサイクルは、それはしませんし出来ません・・・。

こんな話をすれば、

「普段から、技術がどーのこーの言って、自慢をしているくせに何だ!?」と、

お叱りや、指摘する人もいるでしょうし、指さしでブーイングの渦になるでしょう。

結果的に、「やっぱり技術が低い」と言われ、そのレッテルを貼られる事、

つまりは、皆様の当店に対する、「マイナスイメージ」・・・。

私は、それが怖いです・・・。  でも、怖いからと、

その言葉から逃げ、自分(私自身)を守ろうとしてしまえば(思えば)、

適当な修理と、知ったかぶりで、作業(仕事)を終了させる事も出来ます。

でも、それをやったら、

傷つくのは、お客様であり、自分でもあります・・・。

 

守るものはそんな小さな事じゃない。

護るものは、その先と奥にあり、「真実であるべきだ」と答えを持っています。

 

昨今、”責任のたらいまわし”が目に付きます・・・。

メーカーが、どーのこーの・・・

設計が、どーのこーの・・・

作業者(社)が、どーのこーの・・・

 

「その責任を、全てあなたが受けて下さい!」・・・とまでは言いませんが、

俺のところで、食い止めてやらぁ!”くらいの 度胸が欲しいですよね。

 

タカヤマサイクルに、それが完璧に出来るのか?は、判りませんが、

その努力をしたいと、いつも心に思っています。

 

「お客様には、良い商品を、良い作業内容を・・・」

 

馬鹿が100個付く、クソ真面目でツマラナイ私=店長ですが、

正直で、真実を売って(打って)行きたいと思います。

自転車のある愉快な空間を、皆様と共に作っていけたらと願っています。

これからもよろしくお願い致します。

 

タカヤマサイクル 店長:高山真