NESTO・グラベル

NESTO社から発売中の、グラベル自転車の紹介です。

NESTO  GAVEL

GAVEL(ガベル)販売価格:138600円(税込み)

オンロードも、オフロードも、快適でスムースに駆け抜ける正統派グラベルロード それが=ガベル

独自デザインのシートステー

オリジナルのアルミフレームは軽く、完成車総重量は11.0kg

大きな特徴として、このガベルには、「シートステーとチェーンステーを縦方向にしならせる」仕掛け(FLEXOR)がある…という事。

振動吸収機構=※FLEXOR(フレクサー)が働く事で、柔軟に路面状況に追従し、振動吸収性を高めてくれます。その結果、実に快適性に優れたバイクとなっているようです…。

※サスペンションや関節が付いているのではないですので、あくまでもフレームのしなりを利用した機能って訳です。

フレアー型ハンドル

ハンドルは末広がり(ハの字)の「フレアー型ハンドル」が標準装備。

上と下では30mm(左右で70mm)の違いがある。

広い下ハンドル部を握れば、荒れた路面でもしっかりとコントロールが出来て、恐怖感も薄れますからね。こりゃ👍です。

コンパクトなギヤ数が設定されてます

Fギヤは48×32Tを採用。Rギヤは11×34T のワイドレシオ仕様。

ダート走行やツーリング時にはこのギヤ比は安心だ。

またツーリングで荷物をいっぱい積んで山坂道を走る時、この軽さはラクで良いですなぁ。

φ12アクスル メカニカルDISC

車輪の固定は、φ12mmのシャフトを通す仕組みで、剛性バッチリ!

ブレーキは、ワイヤー引きのメカニカルDISCブレーキ仕様。

オイル式に比べれば、性能面では少々劣りはするけれど

ケーブルのラインを少し変更させた結果、引きの軽さはモンク無しに仕上がっているぜっ!(タカヤマチューン)

こんな小さなところも、店長の魂と熱が入ってます。(^_-)-☆

TOP部にカバン等を付けるダボが付く

このガベルは、グラベルロードバイクや、キャンプツーリングに興味を持った方の最初の一台として最適な自転車だぞ。

フレームに4箇所、フォークに2箇所のボトルケージ台座(規格)を装備し、アイデア次第で高い積載性が可能ですぞ。

本格的なダート走行も、ツーリング走行も、何でもイケちゃう、マルチパーパスな一台です。

カラーは4色。サイズは3種類(470 500 530mm)で展開中~。

https://www.nestobikes.com/products/gavel-d/

こんなこと出来たら、楽しいね (*’▽’)

「速さよりも、楽しさを!」

修復作業

季節の変わり目です。暑かったり寒かったりで、体調管理が難しいですね。

皆様、お風邪などひかないようにお過ごし下さいませ。

それでは、今日も元気に行ってみよう!

お話はこちら。”ねじ山修復”

 KUWAHARA  GRIFFON

懐かしい自転車をオーバーホールしてます。

カップ内のネジ山がつぶれちゃった

BBが外れず、何とか外した結果、ネジ山がボロボロ状態になってしまった…(>_<) アチャチャ

かじり付きが激しく、「お~なんてこった、ベイビー😵」って感じ。

でも、山は潰れているけど、これなら何とかなりそうだ。(*’▽’)

 専用工具で、ねじ山を修復します。

ネジ山がつぶれてダメになるなど、こういう事は良くある話で、ここは私も慣れたもの。専用工具で少しずつ、少しずつ削っていきます。

フレームは軟らかいアルミ二ウム。手応え(勘)で作業します。

 削りカスがいっぱい

上手くいきました v( ̄Д ̄)v イエイ

逆側のネジ山も立て直し完璧になりました。これでここの作業は無事終了~!

修正後 ピカピカのネジ山

さて、なぜこのような事になったのか? おそらく新車の組み立て時に、ここにグリスを塗らなかったのでしょう。

ショップや個人による”バラ組”の場合、ネジ山にはグリスを塗るのが鉄則ですが、

完成車メーカーの自転車の場合、残念ながら、ただ締め入れているだけが多いです。(現在はともかく、以前はホントひどかったですネ…)まあ、そんなもんです。

経験上、旧い自転車は”焼き付き”や”かじり付き”などあるのが普通だと思ってますから、騒ぐ事でもありません。手を加えれば、問題解決ですっ!

BB部に限らず、その他の各場所の問題は多々ありますし、車種により、またメカニックにより作業方法は様々です…。

何をもって完璧なのかは、不明ですが、

「タカヤマサイクルならば、こうするんだっ!」というを持ってます。

私の目の前にある自転車は、最高の状態にしたいし、皆様を喜ばせたい思いでいっぱいです。

青臭い話ですが、私はそういうのが好きですし、ずっと続けたいです。

”愛の自転車伝道師”タカヤマサイクル店長:高山真

明日のBESTを追い掛けます。

GIOS・ロード

秋ですね…。季節も変わりましたが、世の中も変わって来ました。

変化の内容は大小様々、個人により捉え方は違いますが、

以前だったら「あっそう変わるのね。進化は良い事だ。」くらいだったのに、

「え~変わっちゃうの~今までと同じで良いのに~」と心底思っちゃってます。

特に「仕事(業務)の連絡がLINEアプリやFacebookを通じて…」になったのは気に入らない。

私としては、「これらの会社は仕事としての取引先だけ」として見てないのに、「友達申請」という言葉にまず違和感を感じ、また内容も、フレンドリーというか、悪い意味でチャラチャラ感があり、「仕事は堅く正しく」と思うクソ真面目な私としては、一線を引きたい思いでいっぱいです。

さらに「ぜひ”いいね”を押してください」となんて言われると、「もうどーでもいいわ…(‘Д’)」となってしまいます。

でも、それを認めている人が多いですし、そういう世の中です。新しいアイテムで、新しい手段で情報を共有する事は、何も悪くはありません。

私が変人で、間違いなく時代ズレなのでしょう…(-_-;)

それらをきちんと受け入れ、またどう対応していいのか?戸惑うばかりです。

そんな時の、便利な言葉=ケセラセラ(なるようになる)

先のことなど判らないしクヨクヨ考えても仕方がありません。出来る事を一つずつ、でも真剣にっ!

脳内BGM♪ ケ・セラ・セラ ペギー葉山さん

望む者に成る為に日々努力する。それをさらりと「ケ・セラ・セラ

熱い魂と怒りを隠し、涼しい顔して爽やかに!

ご同輩の皆様、今日も精進してまいりましょう。

さて、本日の話題はこちら。

GIOSのロードレーサーの紹介です。

美しいブルーが映えるレーサー

フルアルミフレーム仕様の、リーズナブルなレーサー”SIERA”

2025新型が登場です!

GIOSオリジナルのカーボン製フォーク

フロントフォークは、カーボン製。振動吸収性能が高く、ハンドリングも👍

シマノ・クラリス STI

コンポーネントは、シマノCLARIS(R2000)

ホイールもシマノ製 WH-R501

全てのコンポーネントをシマノ製で統一しているところが凄い!

昨今、価格を抑えるためには、他社の部品など混ぜ混ぜで使う傾向がある中、

GIOSは真面目に”統一”させているんだ。(^_-)-☆

CLARISのクランクセットが付く

当然だが、ここもシマノのCLARIS・R2000 高級感があります。

もちろんチェーンもシマノ製品だぞ。

何度も言いますが、こういう真面目なところが、私は好きですし、大きく評価したいです!

 

改めて、SIERAの説明です。

イタリアを感じるアズーロ(ブルー)がカッコイイ~!

SHIMANO R-2000 CLARISをメインコンポーネントで使用。

2×8speed仕様で、多段化された上級車と比べると見劣りはするが、

使いこなせるギヤ設定と、バシバシ決まる変速性能はGOODです👍

カーボン製フォーク、シマノ完組ホイールなど、充実のスペックが満載。

DISCブレーキが脚光を浴びているが、あえてリムブレーキ仕様というのも良いね!

使い易さ(気楽さ)やメンテナンス性能にも優れ、自分でメンテ(管理)のし易いのは、初心者にはありがたい。

週末のサイクリングや、日々のトレーニング、もちろんイベント参加だってバッチリなロードレーサーです。

バイクGIOS・SIERA いかがでしょうか? お勧めです。

販売価格:151800円(税込み)

https://www.job-cycles.com/gios/collection/detail1.php?25-SIERA-9

店長のポタリング号

気温も落ち着き、肌からも秋を感じます。

カレンダー📅も10月…間違いなくですなぁ~

夜には虫🦗の声も、軽やかに聞こえて来ますね。(しみじみ)

今年の秋を、ゆっくり味わってまいりましょう~。

さて、今日は、”店長の自転車”の紹介です。

旧いクロモリロード GIANT製

これは店長のノンビリサイクリング専用=ポタリング号です。

  ダブルレバー

変速機は、下パイプに付く、昔ながらのダブルレバー。

ノンラチェットの為「♪カチッ♪カチッ」という位置決め機構も音もしません。

カンパニョーロのクランク

雰囲気が良い5アームのクランク クラシック感があって良いでしょ。

フロントバックに地図。これが王道だぜ!

布製のフロントバッグ。大きさも丁度良く、ワンデイサイクリングには👍

ブレーキはダイアコンペ製。ケーブルが上に出るタイプが良いでしょっ!?

タイヤは700×23C(WO)を使用。 空気圧は5.0barの低圧が好き。

ロードっぽく、スポルティーフっぽく、ランドナーっぽくって感じです。

秋空の下のサイクリングは気持ちが良いです。私は特に、ススキの揺れるを見ながら走るのが、大好きです!「秋だな~」ってついつい声に出ちゃうもん。(^_-)-☆

皆様も、景色を味わい、ゆっくりノンビリ走って下さいませ。

修理

旧い自転車となると、様々な故障が有るもの。

今回は、その一例をご紹介します。

GT  アイドライブ サスペンション

20年以上前の自転車です。GT社の”I‐DRIVE”という仕組みのMTB。

サスペンションの動きに左右されず、スムーズなペダリングが出来る画期的なシステムとして、当時は絶賛されました。

メカニカルな感じが良いのです。

ドッグボーンというこの部品が、内部で回転します。

当時、リアサスペンションバイクと言えば、リンクプレートが付いた物が主流で、動きが直線的に対し、このI‐DRIVEは曲線的な柔らかみのある動きでした。とにかくリアタイヤが凸凹を追随する様は、常にベタッとして優れていた。(店長の感想)

フレームにカップが挿入されています

話を戻しましょう。

今回、この自転車のトラブルは、「強く踏み込むと異音がする」というもの…。

その音が、どこから出ているのか??? 判らないから、困りますし悩みます。

色々と追及しなければなりませんので、時間もかかります…。

全ての部品を外し、グリースを塗り、再圧入。I-DRIVEの機械を全て戻してと…。

これで直ってくれれば良いと願うばかりの異音の解消作業です。

結論。問題個所はカップでした。

直りました。異音が消えました。やったぜっ!(ガッツポーズ👍)

そうなんです。さんざん悩み、色々試し、やり直しを続けた結果、

原因はこのカップの装着部からの軋み音でした。

「な~んだこんな事だったか…」は結果論。これを出すのが仕事です。

直って本当に良かった。 これにて一件落着~(*’▽’)

様々な部品で構成されるI-DRIVE

さて、一見すると、この作業は当てずっぽうで、出鱈目なやり方に思うかもしれないが、実はそうじゃない。(とお伝えしたいです)

私達メカニックは、「経験による勘と創造力」により、答えを導き出します。

お客様のお困りごとには、最短時間で解決できるように段取りをしております。

しかし、異音問題…これは最も面倒な内容(箇所の追及)で、一発で解消できるほど簡単な事ではありません。

正直に言えば、「異音がどこから出ていて?、これが完璧に解消できるか?」というと、全く自信がないです。

でも、自信はないけれど、変な音が出てお客様が困っているならば、追及作業をするしかないのです…。

その箇所がどこなのか? BB、ヘッド、ハブ、ハンドル、サドル、フレーム、フォークなど、様々な場所を疑い、地味で孤独な作業を繰り返します。

時間を頂く事もありますが、必ず解決させる方法を見つけます。

 

自転車の事でお困りの事がございましたら、お声を掛けて下さい。

皆様の問題解決人=”メカニック”として、一生懸命働きます。

タカヤマサイクル店長:高山真